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JCPの改革

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原文(投稿日:2012/11/01)へのリンク

 

JCP 2012の選挙の結果London Java Communityが再選し、PaaSプロバイダであるCloudBeesが初めて選出された。それぞれ、33%と20%の票を得ている。一方、ZeroTurnaroundは13%の票で落選した。承認席(Oracleが指名する)には、Cinterion Wireless Modules GmbH、Credit Suisse、Fujitsu Limited、Hewlett-Packardが選ばれた。投票率は23.7%で昨年の23%よりわずかに上昇した。

CloudBeesの代表はSteve Harris氏になる予定だ。氏は以前はOracleのSVPを務め、長い間JCPのメンバーを務めている。氏が選出されたことで、JCPは未だに古いメンバで構成されているという非難を受けることになる。しかし、氏はこの非難は当たらないと主張する。

Oracleは全く反対のことを考えていると思います。私がJCPの構成に慣れているのは、実行委員会が委員会としてコミュニティ主導で物事を積極的に進めるのに役に立つでしょう。私がOracleに在籍していた時代から多くの人や組織が実行委員会に関与していますが、私自身はコミュニティの擁護者であるという評判を得ていると思っています。CloudBeesがオープンソースプロジェクトであるJenkinsとミドルウエアに関わることで、コミュニティとプラットフォームの優れた合体を持つことができるでしょう。これは大規模ベンダの多くの"古い顔ぶれ"とは違うDNAをもたらします。

InfoQは氏にJCPへ参加する目的について尋ねた。

実行委員会はJCPのプロセスやライセンシング、承認などの機能がどのように働くか制御する役割を担います。仕様を策定するという技術的な仕事は技術委員会が行います。PaaSはJCPに必要な変更を引き起こすのを促した良い例です。PaaSはJCPとは独立してコミュニティによって推し進められたイノベーションだからです。他にも例があります。このような動きとJCPの公式のプロセスや互換性の問題などがどのように組合わさると思いますか。私の実行委員会での目的はコントロールを緩くしてかかわり合いや貢献の敷居を低くし、JCPがJavaのプラットフォームを前へ推し進める役割を今まで以上に担うようにすることです。この目的を達成するためにはJCPにJava開発者コミュニティの働きを受け入れてもらう必要があります。オープンソースコミュニティ、ソーシャルコーディングフォーラム、個人や企業による言語やフレームワークの開発というような動きです。この目的については実行委員会で広い合意を得ていると思っています。しかし、実際にはより強力にコミュニティ主導を推し進めるでしょう。

今年の実行委員会の選挙の後、JSR 355JCP 2.9 Process Documentに定義された通り、SE/EE、MEの実行委員会がひとつの実行委員会に統合された。統合された実行委員会には、投票権のあるメンバの任期は3年ではなく2年になる。2013までには、Oracleの常任席に加えて、16の承認席と8の改選席で構成されるようになる。

ふたつの実行委員会を統合したのは3つの内の2つ目のJCPの改造計画が実施されたことを示している。JSR 348が最初に実行された計画で、専門家グループがすべての仕事をメーリングリストや公開されていイシュートラッカーを利用して公開した状態で行うことを要求していた。2つの計画が実施されたので、来年は知的財産関連が大きなテーマになる。特に仕様策定者がTCKに利用するライセンス規約が問題になる。TCKは一般的にはJSPAとして知られるThe Java Specifcation Participation Agreementによって制御されている。JSPAは知材の問題を扱い、TCKに公平に利用できることを要請している。また、RAND言語も含んでいる。知的財産はSun MicrosystemsとApache Software Foundationとの間の論争の中心的な問題であり、最終的にはApacheがJCPを去ることになった。

Steve Harris氏はブログでこの問題を論じている

...JCPの実行委員会に先立って大変な労力が割かれていました。開発者とJCPとの間に摩擦を生んでいる障壁を取り崩す必要がありました。標準への動きや、すべてのJSRに寛大なライセンスモデルを適用すること、オープンソースコミュニティと協業する場合にはオープンソースの手法に従うことなどです。しかし、これは大変な作業でした。ベンダの利害関係や知的財産の問題とぶつかってしまうからです。OracleはJCPの環境に最も投資し、最も影響力を持っていますが、Oracleだけではありません。実行委員会の協議を推し進めるのは楽しい仕事ではありませんが重要です。CloudBeesのビジネスとしても重要ですが、コミュニティ全体にとって、 Javaの長期的な成功にとって重要なのです。

London Java Communityの代表であるBen Evans氏はInfoQの取材に答えて次のように話した。

LJCはJCPの実行委員会に選ばれて光栄だと考えています。私たちは来年の難題に取り組めることを楽しみにしています。とりわけ、JSPAの新しいバージョンや関連する知材の問題です。Adopt-a-JSRAdoptOpenJDKなどの動きによって、私たちは開発者の利益を代表し、コミュニティに貢献し、協調と健全な競争があるオープンなJavaのエコシステムを目指し続けるつもりです。

これまでのJCPの改革を考慮すればOracleとPatrick Curran氏の実績に多大な信頼を受けるのは当前だろう。しかし、現在のJSPAの曖昧なRAND言語は長い間懸念されている。この問題について決議し、TCKのアクセスと利用について明確なメッセージを出すことがJCPの信頼を維持する上で重要だ。

 

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