Reactive Extensions (Rx)が Microsoft Open Technologiesによってオープンソース化された。これでRxがMonoでも間もなく利用できるチャンスが増えた。
Rxは、Observable SequenceとLINQスタイルのクエリオペレータを使って、非同期で、イベントベースのプログラムを作るためのライブラリである。Rx .NET 2.0 は、幾つもの新しいフィーチャを伴って8月に出荷された。ソースコードは Apacheライセンスのもとで入手可能になり、プロジェクトはコミュニティからのコントリビューションを受け付けている。
開発者からの反応は、ほとんど好意的である。このアナウンスのほぼ直後に、mono-reactive、MonoにRxフィーチャをもたらす目的のプロジェクトがそのプロジェクトオーナーである Atsushi Eno氏のよって放棄された。
私は喜んで、もうこのコードベースで開発しないことをアナウンスします。Microsoftが Apacheライセンスで Reactive Extensionsをオープンソースにしたからです。ありがとうMicrosoft !
Miguel De Icaza氏がツイートした。
素晴らしい。Rxのオープンソース化の一部として、MicrosoftはILからJavaScriptへのコンパイラーもオープンソースにした。
Reactive Extensionsは幾つかのプロジェクトで役に立っている。既に注目されているは、 GitHub for Windows と Netflixである。しかし、プログラミングのリアクティブスタイルも現実世界のプログラミングに役立っている。例えばKinectを使った開発やモンスターを蘇らせるプログラミングである。
Reactive Extensionsについてもっと学ぶには、MSDN や InfoQを見て欲しい。そして無料のオンラインブック“IntroToRx”も読むことができる。