Microsoftは以前のアナウンスで、Visual Studio 2012 (VS2012)への更新を着実に生産していく意向を示しており、Update 1という最初のリリースが到着した。更新の範囲を見ると、この変更によってほとんどの開発者が彼らの開発に影響を受けるだろう。
このリリースでは、複数のバグ修正と新しい機能が提供されている。レガシークライアントのサポートをしている開発者にとってもっとも顕著なものは、Windows XPクライアントが公式にVisual Studio 2012のターゲットにすることができるようになったことであり、そのプラットフォームをサポートした開発が容易になったことである。その他の改良領域は以下の通りである:
- SharePoint
- Windowsストア開発
- アジャイルチーム
- Microsoftテストマネージャー
- Team Foundation Server
現在Microsoftは、スタンドアロンでUpdate 1のISO/ZIP/などを直接入手する方法を提供していない。しかし開発者はwebインストーラで全ての必要なファイルをダウンロードして使うことでディストリビューションと同等のものを作成することができる。一度ダウンロードすると、ネットワークやUSBメモリを使ってインターネットに接続されていないマシンにもコピーすることができる。このように製造されたアップデートは、VS2012のすべてのバージョン(Express、Pro、Test Pro、Premium、Ultimate)をサポートする。 MicrosoftのRob Caron氏は、この目的のためのインストーラの使い方の詳細な手順を提供した。同じくMicrosoftのDavid Guyer氏は、現在RTMバージョンのVS2012にUpdate 1を組み込む方法はないが、更新は累積的であると言及した。これは、最新のアップデートだけがインストールされている必要があることを意味しており、Update 2以降をインストールした後はUpdate 1をインストールする必要がないということである。
アップグレード
VS2012を実行している開発者はプロセスがなるべく簡単であることを望んでいる。Team Foundation Server (TFS)は、さらに問題になる可能性があり、TFSのインストールに行ったカスタマイズがアップデートが適用されたときに失われるとBrian Harry氏が指摘している。上記のリンクに記載されているように、TFSとVS2012を使っている環境では適切な動作のために両方にUpdate 1を適用する必要がある。