Evans Dataは最近行った調査で開発者コミュニティのある種の正確を広範囲に調べている。開発者は内向的か、それとも外向的か。直感的か、それとも論理的か。事実上の報酬で満足するか、それとも実体のある報酬を求めるか。キャリア上で一番気にかけているのはどんなことか。
Evans Data Corporation (EDC)はオンライン調査を行った。この調査は、マーケティングに関する開発者の態度や環境への適応の仕方や考え方を明らかにする調査で、対象になったのはEDC International Panel of Developersの457人の開発者だ。EDCによれば、このパネルには85の国から特定のベンダやプラットフォームに関連しない75,000人が可能な限り自然に集められている。
モチベーション
モチベーションついては、25歳以下の開発者は好奇心から仕事を始め、それからスキルを強化したいと思う人がほとんどだ。50歳から55歳になるとコミュニティに貢献したいと思う時間が生まれる。55歳を超えると好奇心が主要なモチベーションだが学びたいという気持ちもまだ残っている。
報酬
報酬については大多数の開発者が実物の報酬(現金、休暇、ソフトウエア)よりも事実上の報酬(バッジ、レベル、スコアボードのポイントなど)を好む。3分の2の開発者は一緒に働いている開発者からの承認を気にしている。
キャリア上の心配
今回の調査では開発者のキャリア上の心配や利用しているプラットフォーム、スキルやツールに何が起こるかについて質問した。開発者は選んだプラットフォームやツールが衰えることを、スキルが時代遅れになることよりも怖れている。EDCの解釈によれば、“開発者は常に新しいスキルを学習することができるが、特定のプラットフォームや技術に依存したアプリケーションの開発に年月と多くのお金を投資して、そのプラットフォームがマーケットから見放されたら、多くを失ってしまいます。”
内向的 vs. 外向的プログラマは内向的だという類型的な見方があるが、自分たちではどう考えているのか。ほとんどの開発者は自分たちを外向的だと考えている。半数はほどよく外向的だと考えている。この調査結果は国をまたいでも一貫している。ただし、このような個人的な質問になると、自己評価よりももっと正確な評価方法が使われるべきかもしれない。
直感 vs. 論理
開発者がどのくらい直感と論理に頼っているかも調査された。結果は予想通り、85%が論理的だと答えた。
今回の200ページに及ぶ調査には次のような質問に対する回答が含まれている。
- ツールや技術について何が一番わくわくするか
- なぜ開発者になったのか
- より高い報酬を求めてどのくらい転職するか
- プラットフォームを捨てる動機
- 最も関係のあると思う企業
- 新興技術についての信頼できる情報源
- ウェビナーに参加する理由
- 講義ビデオの最適な長さ
他にも多くのことが調査されている。