人気のALMツールであるJIRAとConfluenceのメーカーが、Stashのバージョン2をリリースした。JIRAと連携するように設計されたStashは、中央バージョンコントロールシステムで見られるような機能をGitに追加する。
大手企業がGitを避けてきた主な理由は、Gitにセキュリティコントロールが欠けていることだ。Stashはブランチレベルのパーミッションにより、この問題を解決する。これにより、メインブランチに入れられる前に、初心者や外部の事業者からのコミットが、適切にレビューされるようになる。
Stashの興味深い機能は、特定の開発者に通知を送れることだ。コメントに「@ユーザ名」を入れれば、開発者はプルリクエストに注意する必要があるときに通知される。
Stashを使う時、チェックインコメントは、スクリーンショットなどのインラインイメージやmarkdownをサポートする。JIRAのチケットについて書かれると、開発者は、クリックして、変更されたチケットを見直せる。
Stash自体に、自動ビルドツールは含まれていない。しかし、ビルドツールがビルドの状態を知らせるのに使えるAPIがある。これはスクリーン上に表示され、開発者は、次のブランチにコードをマージする前に、ビルドがテストを通るかどうか素早く確認できる。
Stashは商用製品であり、自分でホストする環境では、10ユーザで10ドルから使える。11ユーザから25ユーザでは、価格が1,800ドルに跳ね上がる。Stash Enterpriseは、最初の500ユーザまでは16,000ドルで使える。