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Lienzo 1.0:HTML 5 Canvas向けのJavaにおけるScene Graph API

原文(投稿日:2013/01/25)へのリンク

 

Emitrom社はカスタムの業務ソフトウェアアプリケーションサービスを提供する企業であり、Apache Licenceの下Lienzo 1.0 GAをリリースした。LienzoHTML5 Canvasをバックエンドとして用いたJava向けに構造化グラフィックツールキットを実装したGWTライブラリである。Lienzoは既存のGWTのCanvasサポートデモ参照)の上に構築されており、リッチアニメーション、ゲーム、イメージ処理などのより高度なJava APIを提供している。

Lienzo 1.0は以下のグラフィック機能を提供している。

ソースコード付きで多くの(幾つかはアニメーションする)例を確認することができるライブデモがある。

HTML5のCanvas要素はImmediate ModeのGUIを管理する非常に低レベルなメソッドを用いてJavaScriptで記述されるのが一般的である。GWTによって提供される基本的なJava APIはJavaScript上に構築された薄いレイヤーでしかない。そのため、多くの業務開発者にとってはまだ低レベルな状態である。Emitrom社はRetained Modeで管理されるフルScene Graphにこの基本的なAPIを拡張した。これにより上記のような(アニメーションを含む)高度な機能のすべてを実現することが可能になる。

Lienzoは、すでに含まれているシェイプの他に別のシェイプをサポートするように拡張することが可能である。Emitrom社はHTML5 Canvasの低レベルメソッドに直接アクセスする機能を提供するコアContext2Dオブジェクトを提供している。それ故、デフォルトでLienzoには含まれていない機能を開発することも可能であり、また、既存のCanvasから使いたい機能のネイティブのJavaScriptコードをポーティングすることも簡単である。

Emitrom社によって提供される拡張ライブラリを追加することにより、LienzoはAdobe AIRを通じてiOSデスクトップ上で動作させることが可能である。さらに、Flash4jを用いてクロスプラットフォーム開発も可能になる。

さらなる情報はユーザーマニュアルJavadocにある。商用のサポートオプションも利用可能である。

 

Kostis Kapelonis エンタープライズアプリケーションに特化したソフトウェアエンジニア

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