Stanford Universityは、iTunes Uで無料の入門コース "Coding Together: Developing Apps for iPhone and iPad (Winter 2013)"を提供している。全講義は、PDFフォーマットのスライドと一緒にビデオポッドキャストとして、ダウンロード出来る。教材は、Objective-C と iOSプログラミング初心者に適している。オブジェクト指向概念と言語の知識が必要だが。
コースは、約25の講義からなり、それぞれは、教室のビデオキャプチャ、講義で使われたスライド、毎週の宿題を提供し、ハンズオンのプログラミング知識を養うことができる。iOSのアプリケーション開発をステップ・バイ・ステップで教えるように構成されており、Objective-Cのシンタックス、メモリ管理、モデル-ビュー-コントロール(MVC)パターンのような基礎概念から始まる。更に、講義では、UI要素、データベースアクセス、iCloud統合のようなトピックが扱われる。実際のプログラミングの他に、コースは、XCode IDE やテスト、デバッグ、プロファイリング、ソースコード管理のようなテクニックを説明する。
iBook available on iTunesでは、コースに関連する、役立つドキュメントやインタラクティブなコンテンツが提供されている。
コースは現在開発中なので、全講義がまだ入手できるわけではない。iOSの最新変更をカバーしていないが、同じコースが"iPad and iPhone App Development (Fall 2011)"として入手できる。
開発ツールをダウンロードし、更に開発ドキュメントにアクセスするには、 Apple Developer Centerで登録する必要がある。ベーシック登録は無料だが、iOSシミュレータでアプリケーションを動かすことが出来るだけである。 iPhones と iPads上にデプロイし、あるいは iTunesストアでアプリケーションを売るには、有料サブスクリプション(99ドル/年)が必要である。
コースは Paul Hegarty氏が教える。彼は、Stanford Universityを卒業して NeXT Computersに入り、研究と開発を率いた。その時に、彼は、NeXTSTEPオペレーティングシステムの作成に加わり、これは後にAppleによって買収された。Mac OS X と iOSは、NeXTSTEPの直接の子孫である。