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Go Big: CA World 2013 オープニング基調講演

| 作者: Jonathan Allen フォローする 595 人のフォロワー , 翻訳者 吉田 英人 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2013年4月25日. 推定読書時間: 5 分 |

原文(投稿日:2013/04/19)へのリンク

 

カンファレンスの現地レポートというInfoQの伝統に従って,CA World 2013のオープニング基調講演を現地からお届けする。CA WorldはSaaS,モバイル,DevOps,ビッグデータといった分野の製品,技術,テクノロジを中心とするカンファレンスである。基調講演の最初を飾ったのはCA Technologiesの新CEO,Mike Gregoire氏だ。まず最初に,同社を知るための数値をいくつか紹介しよう。

  • 6,000人のエンジニア
  • R&Dに年間6億ドルを投資
  • 従業員14,000人

CIOとIT部門の役割の変化

ある予測によると,インターネットに接続されるデバイスの数が2020年までに500億に達するという。それらすべてが膨大な量のデータを生み出すようになるのだ。

2012年中に生成されたデータの総量は7.9 ゼタバイト と推定されている。(1ゼタバイトは約2億5千万枚のDVDに相当する。) 現在の増加率が続けば,2020年には年間で35ゼタバイトに達する計算だ。

CIOの役割は変わりつつある。自分たちのツールが不十分だと考え始めた社内の従業員たちは,それをIT部門に働きかけることはせず,彼らを無視している。自ら外に出て,会社のクレジットカードでSalesforceやAmazon AWSを契約しているのだ。監査が実施されてIT部門が気付くよりもずっと前に,それらのテクノロジは社内にしっかりと根付いてしまっている。

将来的には,CIOの役割はテクノロジ・ブローカになる。インフラストラクチャの購入でも,プラットフォームの導入でも,あるいはSaaS(Software as a Service) でもよい。CIOに必要なのは,すべてのシステムの管理者になることではなく,適切なテクノロジを提供できるように,ユーザに協力することなのだ。

テストの改善によるアプリケーション提供の迅速化

テストの90%以上は手作業で行われている。さらにその大部分は,パフォーマンス上の測定基準なしで行われる。現在CA Technologiesが注目しているのは,ネットワークやサービスをシミュレートする機能だ。この方法により,ユーザのネットワークの帯域が制限されたものである場合や,サーバに大きな負荷が掛けられている場合に,アプリケーションがどの程度の能力を発揮できるかを確認することが可能になる。この分野では,CA Lisa Service VirtualizationとCA Application Performance Managements (APM) が同社の主力製品だ。CA APMはCDNやルータ,ファイアウォールなど,ブラウザからサーバまでの間にあるすべてのものを対象に性能指標値を収集する。このデータがCA Lisa Service Virtualizationの入力となる。

モビリティ

次の重点エリアはモビリティ,特にモバイルデバイスの管理とセキュリティに関する部分だ。CA Technologiesの調査によると,モバイルデバイス上の情報を管理できていると考える企業は,全体の10%にも満たない。社員はDropBoxやSugarsync,Evernoteといった,企業が管理できないテクノロジをますます利用するようになっている。たったひとつの不正なデバイスによって,重要な企業情報が漏れることもあり得るのだ。

すでにCA Technologiesは,"VPN接続,Eメール,アプリケーション,セキュリティを提供" する製品を用意している。今後12~18ヶ月の間には,デバイス自体を管理する機能がこれに追加される予定だ。

詳細は明日の基調講演で発表される。

CA Technologiesが進出を図るもうひとつの領域がモバイルレポートだ。 Executive Insightという製品を使用して,同社のApplication Performance Managementツールスイートの情報をひとつにまとめることができる。トランザクションの観点で言えば,これらのツールで企業内のすべてを監視することが可能になる。

サービスとしてのソフトウェア (Software as a Service)

今後1年間で,アプリケーションに対する全支出の25%がSaaSに向かうと推測されている。CA Technologiesにとって,SaaSは必ずしも "パブリッククラウド" を意味するものではない。SaaS製品とビジネスモデル思想を受け入れてはいるが,CA Platformは企業のプライベートクラウドで実行可能な機能を備えている。利用するプライベートクラウドはCA Technologiesが直接するもの,同社のパートナによるものの他,企業自身によるホストも可能だ。

SaaSの思想は不断のサービス提供にある。CA Technologiesでは,旧バージョンの製品ユーザに不快な思いをさせるような,断片的なリリースという文化を打破しようとしている。

ビッグデータ:

ビッグデータは,それだけでは意味がない。すべてのデータを再利用可能な情報に変えるような,優れた分析機能こそが重要なのだ。コンプライアンスルールが厳格になった昨今は,データのセキュリティも重要な課題だ。

CAのユーザに関して,重要な 日毎の 数値をいくつか紹介しよう。

  • 6億のメインフレームレコード
  • 3.8億の金融トランザクション
  • 4,200万の認証
  • 10万台のデバイス監視

これらすべてが1日の数値であることを忘れてはならない。平均すれば1秒に6,900の新規レコードを扱っていることになる。(大部分の金融トランザクションが午前9時から午後9時までに発生していることを考慮に入れれば,ピーク時の数値はその2倍以上になるかも知れない。)

CA Technologiesの目標のひとつは,この条件でリアルタイムな分析を実現することにある。1つのクレジットカードが2カ所で同時に使用されているような,2つのうちのいずれかが不正だという明らかな証拠を検出する機能の実現を目指している。現状ではこのような処理はオフラインで行われるため,潜在的な詐欺行為を見つけ出すのに購入操作から数時間,場合によっては数日もかかる場合がある。

結び

CA Technologiesとそのパートナにとってさらに重要なのは,ユーザに旧リリースの使用を止めてもらうことだ。新しい革新的な技術への投資も,ユーザが古いバージョンに固執してしまっては何の意味も持たなくなる。

 

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