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リーンスタートアップによる製品開発中の方向転換

| 作者: Ben Linders フォローする 27 人のフォロワー , 翻訳者 徳武 聡 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2013年7月9日. 推定読書時間: 5 分 |

原文(投稿日:2013/07/04)へのリンク

製品開発中に、そのまま続行するか方向転換するかを決めるのにリーンスタートアップの手法が利用できる。スタートアップは、開発-計測-学習のループを使って顧客から素早くフィードバックを受け取りニーズを学べる。このフィードバックが方向転換をサポートする。リーンスタートアップの原則として、Eric Ries氏は製品開発の中での方向転換の目的について説明している。

計測と学習のプロセスを正確に行えば、ある企業がビジネスモデルの促進させるかどうかが明確になります。促進させるべきでないのなら方向転換をするべきです。あるいは、製品や戦略、成長エンジンについて新しい基礎的な仮説を作りテストすることで構造的な路線補正を行う必要があります。

リーンスタートアップで実現できる方向転換には複数のタイプがある。それぞれ、独自の目的があり使い方がある。いつどのように方向転換すればいいのだろうか。辞めた方がいいと判断しなければならないこともあるのだろうか。

vision pivots vs. discovery pivotsというブログ記事でMarty Cagan氏はふたつの方向転換を説明している。氏は製品のビジョンを“これから2年から5年の間に達成しようとしていることの大きな見取り図”と説明する。氏は製品のビジョンは簡単に方向転換するべきではない、という。

要するに、製品を作るということはビジョンを現実にするということです。数週間や数ヶ月働いただけで、方向転換を宣言するべきではありません。普通は、何ヶ月も製品のビジョンを実現するために働き、諦める可能性自体を考慮しないでしょう。

Marty氏の説明する発見とは、製品のビジョンを実現するための機能や手法を探すことだ。氏は柔軟に発見についての方向転換を準備しておくことを推奨する。

(…) 製品の発見の過程では、多くのアイディアを試す必要があります。多くのアイディアが役に立たないでしょう。役に立つアイディアも実現するには何度もイテレーションを繰り返す必要があります。すなわち、特定のソリューションや機能、手法に固執しないことが、製品の発見にとって、とても重要なのです。

プロダクトチームがしっかりと製品の発見を行うことはとても重要です。製品の発見はビジョンへと向かうイテレーションを可能な限りたくさん手に入れる方法なのです。目的は資金が尽きる前に(あるいは経営幹部が痺れを切らす前に)製品とマーケットを適合させることです。そして、製品の発見が上手くいくと多くの形式の発見的方向転換が可能になります。

Brian Millar氏はCo.Designの5 ways big companies can pivot like lean startupという記事で大企業が革新的になるためにできることについて書いている。氏は“方向転換は新しいテクノロジーが無駄になるということではなく、目的が変わるということです”、という。Brian氏はテクノロジーについて方向転換するための方向転換ワークショップの活用方法について説明する。

イノベーションを起こすチームは自分たちが使っているテクノロジーに加え、自分たちの興味を捉えたサイドプロジェクトや面白そうなものを持っています。見識のある人は多くの顧客ニーズを把握しています。したがって次の一手は単純です。テクノロジーとニーズをマッチさせることです。(…) テクノロジーと現在満たしていないニーズがマッチしているなら、方向転換をする良い機会です。

LinkedInのeveryone pivotsという記事で、Andy Rachleff氏はマーケットについての方向転換について話している。製品からスタートして、マーケットを探すのは企業にとって有効な方法だと主張している。氏は製品のマーケットを見つける上で、マーケットについて方向転換することがなぜ重要なのか説明している。

新しい製品を誰が気にするのかを見つけるのが難しいのです。最初から上手くいくことはありません。数年かかるのが普通です。上手くいくとしら、ですが。

企業向けに特化したスタートアップは普通、潜在的な顧客向けにトライアルを行い、製品の価値を証明する必要があります。例えば、30日トライアルをして、ほとんどの見通しが揺らがなかったら、製品とマーケットは適合していません。それゆえ、方向転換が必要です。

スタートアップにとっては辞めるという選択肢が正しい場合もある。Ben Yoskovitz氏はwhen is it time to pivot or quit?という記事で、方向転換の取り扱い方やいつどのように方向転換や辞めるという決定をするべきなのかについていくつかの提案をしている。

リーンスタートアップのビルド-計測-学習のフィードバックループが正しく行われているときにのみ、方向転換は可能になる。氏によれば、

方向転換するためには、これまでの活動から何かを学ぶする必要があります。検証された学習と新しい仮定がなければ方向転換はできません。ヒントを与えてくれる新しい洞察がなければ、続ける価値があるかどうかを真剣に問う必要があります。方向転換のための方向転換は答えではありません。

方向転換が必要な場合は、情熱をチェックするべきだ。

たくさん投資をしている製品に対して迷子になってしまい、なぜこのビジネスをしているのか忘れてしまっている人々にたくさん出会いました(私も経験があります)。方向転換の可能性を探るなら、“なぜこれをするのか、この新しいことに情熱を持つことができるだろうか”と自分自身に問うべきです。情熱を持つことができるなら方向転換するといいでしょう。持てないなら辞めるべきです。

氏は起業家が勇気に駆動されていること、そして、方向転換するか辞めるかを決断するときにこの勇気をどのように考慮するかについて説明している。

何を試していいのかわからなくなったり、目的を失ったりしたら、辞めることを真剣に考えるべきです。何をするべきかわからなくなっても、何かを成し遂げたいとげたいという思いが消えていなければ、少し休んで再スタートするのがいいでしょう。

生き残るために“睡眠モード”になっている企業にとっても方向転換は有効だ。Vincenzo Pallotta氏はreviving a zombie company: can lean startup help?という記事で次のように述べている。

(…) ビジネスが停滞しているなら、かき混ぜる必要があります。方向転換はとてもラディカルです(しラディカルであるべきです)。コアなテクノロジーを持ちながらも、そのテクノロジーが解決できる問題が見つからず、顧客がいないのでしょう。それなら、再び問題を探すべきです。持っているテクノロジーにバイアスを持っていても、完全に違う問題に使う方法を見つけることができるかもしれません。

再生はリーンスタートアップの手法を使った企業の再スタートと考えられる。

方向転換にはビジネスモデルの完全な刷新が必要です。仮説を作り、簡単なフレームワークを使ってその仮説を検証するのがいいでしょう。

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