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リーンスタートアップでデータと直観、楽しさを組み合わせる

| 作者: Ben Linders フォローする 29 人のフォロワー , 翻訳者 徳武 聡 フォローする 1 人のフォロワー 投稿日 2013年8月13日. 推定読書時間: 4 分 |

原文(投稿日:2013/08/08 )へのリンク

Eric Ries氏はリーンスタートアップの原則として、リーンスタートアップは“スタートアップを作り、管理するための科学的な方法”であると述べている。リーンスタートアップは経験によって検証された学習や正しい製品を作るためのデータなど“ハードなモノ”を使う。しかし、根性、感情、直観、情熱、インスピレーションのような“ソフトなモノ”はどうだろうか。新しい製品を作るとき、これらの要素はどのように働くのか。

Roman Pichler氏is intuition or data more important in agile product managementと題したブログ記事で、製品の開発での直観や分析能力の重要さについて書いている。

スクラムやリーンスタートアップのような製品開発手法はデータを使って意思決定をします。MVPを使ってユーザや顧客やその他の利害関係者の情報を収集します。データを分析することで正しい結論を導き、製品を方向転換するか、このまま行くのかを決めることができるのです。

プロダクトオーナは未来の製品を構想するために直観を使う、と氏は説明する。氏が提案するのは直観とデータを組み合わせた意思決定だ。

データだけでは何をしていいのかわからないでしょう。直観を信じるのは危険です。人間は間違えやすく、直観は認知バイアスの影響が大きいです。幸い、このふたつは相互に補完し合います。プロダクトオーナとしては、どのような製品にするのかというビジョンが必要であり、製品がユーザと提供している会社の役に立つと信じなければなりません。同時に、自分たちのアイディアに対して批評し、絶えず“なぜこの製品を誰かが欲しがるのか、会社はなぜこの製品に投資するのか”と自問し続けなければなりません。ユーザや顧客、その他の利害関係者から得られるデータを分析して、アイディアや仮説を繰り返しテストし、自分たちの正しさを検証します。これは続けるだけの価値があることです。

does lean startup have limitations?という記事でJulius Parrisius氏は、情熱と楽しさは起業家にとって重要だ、書いている。

(…)イテレーションとBML[Build Measure Learn]サイクルを繰り返すなかで情熱がゆっくりと、しかし、確実に失われてしまうこともリスクです。情熱は更に飛躍するための隠し味なのです。自分のやっていることが好きでなければ、成功することはほとんどないでしょう。

why is lean startup so hard?と題したブログ記事でGiff Constable氏はリーンスタートアップのアイディアを使うときの課題について書いている。課題のひとつは直観に反する情報に対してもオープンな姿勢でい続けることだ。

ビジョンは楽しいです。創業者やイノベータとして私たちはビジョンに駆動されます。自分たちが間違っているということを学習するのを好む人はいません。悪いニュースに対してぐずぐずするのが人間というものです。象牙の塔で幸せに製品の設計と開発を行っているときは、ビジョンは完全に正しく、顧客も100%満足しています(存在していませんから)。製品の可能性も無傷です。

しかし、実験と計測を定義し、データを分析するモチベーションを見つけるのは難しいと氏は言う。

リーンスタートアップは「科学的方法」を使いますが、これはきれいなものではありません。変数は分離するのが難しく、結果データは不明瞭で、サンプルサイズは小さいです。“自分の決断とガッツで仕事をしているんだ、なんでこんなテストに患わされなきゃならないんだ”という状態に簡単に陥ります。

Ben Yoskovitz氏はanalysis paralysis (and blaming lean startup)という記事で、リーンスタートアップではデータと直観や勇気を組み合わせることが必要だと説いている。

起業家はリーンスタートアップによって、スタートアップをするのにガッツが不要になると考えていると感じています。しかし、これは全く真実ではありません。手法に従うだけで成功はしません。成功の方程式はなどないのです。さまざまな変数があり、ほとんどは制御できないというのが事実です。ガッツ(や本能)はスタートアップにとって致命的に重要です。リーンスタートアップであっても不確実なデータの中で意思決定をするのです。突然、インスピレーションが湧き、誰もやったことのないような仕方で点と線をむすび、同時にこの直観を具体化しなければならないこともあるでしょう。これは直観に従っているということです。

楽しんでいるとき優れた仕事ができる。Kevin Dewalt氏がdon’t let the lean startup process ruin the fun of entrepreneurshipと題した記事で説明するように、これはリーンスタートアップでも真実だ。

[スタートアップで働く]ふたつ目の理由は仕事を楽しみたいからです。作ったものに意味を見いだしたいということだけではなく、起業家精神の旅を楽しみたいのです。

厳格な顧客開拓プロセスはリスクを小さくします。ただし、仕事を辞めてしまうほどフラストレーションがたまらなければ、ですが。ストレスがたまったとき、私は、スタートアップのプロセスに拘泥するのが目的ではない、成功が目的なのだ、と自分自身で思い起こします。

データと直観、勇気や感情、情熱をどのように組み合わせたらよいだろうか。

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