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OSSとの関係を深めるMicrosoft,Windows Azure用Engine Yardを公開

| 作者: Richard Seroter フォローする 8 人のフォロワー , 翻訳者 吉田 英人 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2013年8月17日. 推定読書時間: 4 分 |

原文(投稿日:2013/08/14 )へのリンク

EngineYardは2013年6月末に,Microsoftとパートナシップを結ぶことを発表した。そのパートナシップの最初の成果がリリースされた。Engine YardのPaaS (Platform-as-a-Servce) のフルスタックが,Windows Azureクラウド上で実行できるようになったのだ。これはOSS VM Depotレポジトリの変更とも合わせて,さまざまなオープンソースプラットフォームホストとしてのMicrosoftに,一定の評価を与えることになるものだ。

PaaSとしては古参のEngine Yardは,Windows Azureのサポートを提供するという公約を,Windows AzureストアにUbuntuサーバのスタックを追加することで実現してみせた。このコンテナにはRuby on Rails, PHP, Node.jsアプリケーションなどもデプロイできる。Engine Yardのコンフィギュレーションは,5つのサーバ – HAProxyインスタンス Extra Small×2,Rubyアプリケーションサーバ Small×2,MySQLデータベース Small×1 – で構成されている。ユーザはWindows Azureに課される仮想マシンの料金に加えて,PaaSソフトウェアスタックに99ドルを支払う。Engine YardとMicrosoftが提示したトータルコストではないが,公開されている仮想マシンのサイズに100GBの帯域とストレージを加えてみると,結果は月額281.08ドルということになる。

HA プロキシサーバ Extra Small × 2 29.76ドル
アプリケーションサーバ Small × 3 133.92ドル
100GB 帯域 11.40ドル
100GB ローカル冗長型ストレージ 7.00ドル
Engine Yard ソフトウェア (サポートなし) 99.00ドル

Windows Azureホスト環境へのデプロイ作業は非常に簡単だ。Engine Yardは "Engine Yard for Windows Azure" という,ちょっとしたナレッジベース記事を用意して,同社の新しいAngularJSベースのユーザインターフェースを使ってアプリケーションを公開する方法を,その中でデモしている。これ以外のサイズ設定に関しては現在準備中だが,Engine Yardでは,当面は同社のプロフェッショナルサービスがカスタムセットアップの支援をする,としている。これらの活動のすべては,自社のプラットフォームをクラウド間でポータブルにするという,Engine Yardの戦略の一部をなすものだ。Engine Yard Developer Blogの記事には,彼らの方向性の概要が述べられている。

当社はプラットフォームをより拡張性,柔軟性のあるものにするため,多大な努力をしています。今回のWindows Azureインテグレーションは,今年始めから展開を開始している新しいアーキテクチャのメリットを活用した,システムの継続的改善の一環です。当社では,必然的に複雑化するIaaSインタラクション処理を担うべく,新たにプロビジョニングシステムを構築しました。このシステムでは,当社のインフラストラクチャ仮想化レイヤを実装することで,より優れた視認性,開発の柔軟性,メンテナンス性を実現しています。数ヶ月前に提供を開始して以来,完全に刷新されたインフラストラクチャ統合を同時に追加したことも相まって,ユーザのプロビジョニング成功率の向上を確認しています。

このサービスはWindows Azure Storeから入手可能だ。多少複雑な話になるが,非MicrosoftテクノロジのWindows Azureを手に入れられる場所がもうひとつある。Microsoftの運営する仮想マシンイメージのリポジトリであるVM Depo(InfoQの以前の記事を参照)にも,ベンダやユーザの作成したオープンソースのソフトウェアスタックが登録されているのだ。このイメージギャラリについては,MicrosoftのScott Hanselman氏も今週のブログポストで取り上げている。氏の説明によれば,VM Depotは "Azure最大の秘密のひとつ"なのだという。

コミュニティやBitNamiなどの企業が作成した400を越えるオープンソースVMイメージがあって,MS Open Techによってホストされています。このインターフェースからAzure Portal内でVMを作成することも可能ですが,コマンドラインからVMを生成した方が簡単でしょう。

400のイメージの中には,Ruby on RailsMagento, Drupal, Redis用のものなどもある。VM Depotの拡大ペースが比較的遅いのは,秘密が厳守され過ぎているのか,あるいはMicrosoftクラウド内のスタックでLinuxアプリケーションを実行することへの関心が,まだそれほど大きな波ではない,ということかも知れない。Hanselman氏は,自身がVM Deportのプロファイルを拡大しようとしていることに言及した上で,開発者からの使い勝手に関するコメントを求めている。

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