Telerikは Reporting Q2 2013 SP1 をリリースした。いくつかのバグフィックスに加えて,グラフのインタラクティビティの拡張やエンティティフレームワークの改良などが実施されている。最新のリリースでは,一連のグラフにアクションを付加する機能も追加された。
追加されたアクションは,第2のレポートのオープン,レポート項目の表示の変更,Webページへのリンク,レポートの他部分への簡単なナビゲーション機能などといったものだ。あるデータ系列を選択すると,そこから別の詳細レポートにナビゲートされて,タイプカテゴリがパラメータ群として取り出され,関連するサブカテゴリの詳細が表示される,という仕組みだ。
今回のリリースには,エンティティフレームワーク(System.Data.Entity.DbContext)の拡張サポートも含まれている。これによって,ObjectContextとDbContextモデルのどちらにおいても,EntityDataSourceを使用することが可能になる。ただしコードファーストのアプローチを採用しないのならば,デザインタイムをサポートするコンストラクタを追加しておくべきだろう。
上記の機能と合わせてRepotingスイートにも,グラフ項目領域内でのコンテキストメニューのサポートや,Standalone Report Designer内のユーザデータ接続を管理する機能などが追加されている。
各デザイナアプリケーションにも,いくつかのバグフィックスに加えて,HTML, XAML, PDF, RTF, Wordファイルのレポート処理とレンダリングを行う機能が実装されている。ASP.NET, SilverlightおよびWPFレポートビューアでもバグフィックスが行われている。