Windows Server、IIS、ASP.NETという構成のサービスを監視するウェブベースのツール、LeanSentryに新しい機能が加わった。アラートが改善されたり、カスタムの応答時間SLAを設定できる。アラート検知時間も改善したので、関連する障害が発生してからス分でアラートを受け取ることができる。
一般的なアラートの通知メールは受け取らなくて済むようになるだろう。しかし、ウェブサイトやサーバ、URLの監視レベルをImportantかそれ以上にすることで通知メールを受け取れるようにもできる。アラートページに特定のアラートタイプをの監視レベルを直接設定することもできる。
LeanSentryは次のイベントが発生したときにアラートを発行する。
- 異常なCPU負荷、メモリの低減
- アプリケーションプールの障害
- ウェブサイトのダウンタイム
- 異常なトラフィックの増減
- リクエストのハング
- 異常なURLエラー
- 遅いリクエスト
最新のアップデートで、LeanSentryは各URLに望ましい応答時間を設定できる。さらに、監視レベルをIgnoreにすることで簡単にエラーを無視できる。無視したエラーはアプリケーションエラー率から除外され、表示するオプションを選択しない限り、表示されない。
この最新版ではバックグラウンドの診断サービスにも改善がされており、メモリリーク、ハング、アプリケーションプール障害を自動で検出したりする。
InfoQはLeanServerのCTOであるMike Volodarsky氏に新しい機能の利点を聞いた。
InfoQ: カスタムのSLA時間を設定できるようにした目的を教えてください。開発者にとって利点があるのでしょうか。
カスタムのSLA時間が設定できるのは素晴らしいことです。というのは、ITマネージャがサイトに対する期待性能に基づいてLeanSentryのレポーティングを細かく設定できるからです。そうすることで、LeanSentryが提供してくれる情報を頭の中で調整する必要がなくなるのです。
新しいアラート機能は運用上のさまざまな問題を簡単に検出できるようになっています。アラートの頻度を少なくするよう改善しているので、開発者は気にするべきサーバやサイト、URLに注力できます。これによって、ノイズが少なくなり、気にしなければならない問題だけがアラートされるようになります。
また、アラートに自動診断機能が付きました。これによって、アラートに関連する情報を見せて、ユーザの理解を助け、問題解決を支援します。