最新版のApache ActiveMQメッセージブローカはLevelDB データストアのレプリケーション機能をサポートし、さらに新しい Hawtio ウェブコンソールを含んでいる。前回のリリースから8ヶ月経過した最新リリースのバージョン5.9 には、以下のような新しい機能と改良が含まれている。
- レプリケーション対応の LevelDBデータストアは、キー・バリュー型のファイルベースの永続化データベースである。レプリケーションはApache ZooKeeper を使って行う。ここではブローカノード群から一つのマスターを選び、そのマスターブローカから残りのブローカにすべての更新情報を複製することで同期を実行する。
- 新しいブローカプラグインは、ブローカのXML設定の部分的な変更に対応した。これによりリスタートなしで設定変更を反映させることが可能となり、ダウンタイムを避ける事ができる。ただし、いつくかの設定項目についてはブローカのリスタートが必要となるものがまだ残っている。
- Howtio ウェブコンソールはプラグイン対応の管理用 HTML5ウェブコンソールである。JVMをサポートしており、ActiveMQや、Camel, Tomcat などの多数のプラグインに対応している。このコンソールのサーバ側は Jolokia に依存している。Jolokia は、HTTP上のJSON 通信をベースにした JMXとHTTPのブリッジである。旧版のコンソールはまだ可動しているが廃止予定である。
- WebSocket上のMQTTプロトコルによる、遠隔監視トランスポートをサポート。
- Apache Camel ブローカコンポーネントを ActiveMQ内部の Camel 機能のために利用。
- マスターノードのステータス情報をロストした際のブローカの自動再起動に対応。
- LevelDBと AMQP の強化。
開発チームは、これらの新しい機能とともに200以上もの課題を解決している。そのほとんどはバグフィクスと改良であり、そのバグの多くは深刻なものであった。
AMQメッセージストアは廃止され今後使われることはない。
Apache Software Founation のコミッター、Christian Posta 氏は、これらの新しい機能についてデモやビデオを交えたブログ記事を公開している。
Apache ActiveMQ は、オープンソースのメッセージ処理、およびエンタープライズ統合パターンを完全にサポートした統合パターンサーバである。
ActiveMQ Apollo は新しいメッセージブローカであり、『ActiveMQ の次世代メッセージング機構』と呼ばれ、ActiveMQ基盤によって構築されたものである。