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Teradataがクラウド戦略の一環としてデータウェアハウス・アズ・ア・サービスを提供

原文(投稿日:2013/11/18)へのリンク

ビジネス分析会社のTeradataは,クラウド製品のTeradata Cloud発表した。データウェアハウスをクラウド上で,ソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)モデルとして提供する新サービスだ。新たなサービスの一部として,ETLの利用,ビジネスインテリジェンス,Teradataのデータベースなどの月額課金での提供も含まれている。現在は米国と欧州が提供範囲だが,間もなく他の地域にも提供される予定だ。

Teradata Cloudは3つのプロセスに対処している。最初はクラウドへのデータロードであり,あと2つはディスカバリプラットフォームとデータ管理コンポーネントである。

技術的な立場から見たTeradata Cloudは,他のどのクラウド製品よりもAmazon Redshiftに近いものだと言える。Teradataは,クラウド内に物理的な専用ハードウェアを提供する。この方法は,他のデータセットと共存させたくないデータを所持する大企業には魅力的なものだ。Teradata Workload Managerのセールスポイントもまた,AmazonのData Piplelineよりも豊富な機能セットにある。

Aster Databaseディスカバリプラットフォームは,データセットから重要な見解を導き出すためのツールだ。パス分析やパターン分析,統計的分析その他の一般的な分析要件については,分析パッケージが予め用意されている。これらパッケージの上には,一般的な統計処理や計算関連タスク用の機能を備えた開発者用ライブラリも提供されている。Aster DatabaseではMapReduceを使用して,SQLベースのクエリの並列実行が可能だ。

Data Managementは,HadoopをベースとしたHortonworks Data Platformによって実現されている。HDPでは生データのキャプチャや保存,洗練化といった操作に加えて,ビジネスアナリストやデータ科学者,クオンツ(金融工学の手法を用いた分析を行う専門家)が必要とするデータ構造への変換を行うことができる。

Teradata のクラウドData Warehouseは,同社のクラウドプラットフォームの一部としてすでに提供中である。ディスカバリプラットフォームとデータ管理コンポーネントについては,2014年の第1四半期のロールアウトされる予定だ。これによって同社のUnified Data Architectureは,完全なSaaSクラウドサービスの形で実現されることになる。

ユーザの実装ニーズを市場に投入する時間を短縮するために,Teradataでは,プラットフォームの重要な3つのコンポーネントを対象としたコンサルティングサービスも提供している。コンサルティングチームはさらに,ベース部分からの完全なソリューション実装,既存のビジネスインテリジェンスツールとの統合,データ駆動型の意思決定を行うビジネス実現の支援といった作業の実施も目指している。

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