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Eclipse財団10周年

原文(投稿日:2014/02/04)へのリンク

Eclipse財団が10周年を迎えた。2004年2月のプレスリリースによれば、開発者、利用者、アドインプロバイダを集めて、Eclipseの長期的な方向性に責任を持つ委員会を作ろうという世話役としての役割がこの非営利組織を生み出した。

この財団が作られたとき、19のプロジェクトがあり、委員会には50人のメンバがいて、すでに3年の開発実績があった。IBM(2001年の最初のリリースの後、IBMがEclipseコンソーシアムを作った)のバイアスを避けるために、Eclipse財団はプラットフォームプレイヤーを集めてEclipseのエコシステムを標準化することを目的とした。10年後の今、247プロジェクトがあり、委員会には205人のメンバがいる。協力的なガバナンスのモデルの成功例だ。

当時、Sun Microsystemsはベンダとして中立なスタンスをとりながらEclipseを祝福し、SunもEclipseもJavaを推進するためのビックピクチャーを見たいと思っていることを確認した。Sunはそのとき共有のツール群のためにJavaを広めようとしており、はじめからNetBeansに投資していた。SunはJavaToolsイニシアティブ (2004年1月から更新されていない)とSun Java Studio Creator を価値あるツールと見ないしていた。しかし、当時SunはNetBeansに再度手を入れ、Eclipseプラットフォーム上で動けるようにすることには興味がなかった。

強制的にEclipseプラットフォームへ移行するとSun Java Studio Creator(コードネームProject Rave)のような革新的な技術の開発を抑制することになり、既存のツールを再構成しなければなりません。Any entry criteria requiring that SunがNetBeansというオープンソースプラットフォームを放棄する最低限の条件は、選択と多様性というEclipseの当初からの基盤である概念と衝突しますこの条件が変わるなら、[Eclipse財団のメンバシップを]喜んで再考します。私たち(そしてほかの人たち)がJavaプラットフォームを強化するためにどのくらいEclipseと協力できるか、私たち(そしてほかの人たち)がJavaプラットフォームを強化するためにどのくらいEclipseと協力できるか、とくに最近発表されたjavatools.orgのような複数のパートナーとともに協力できるか探るのは、価値あることだと思います。

財団設立当初Sunは懸念を示していた。財団のエクゼクティブディレクターは偏よらないか、IBMが引き続きEclipseプロジェクトを支配するのではないか、寄付ではなく、お金を払って知的財産を手に入れるのではないか。

財団のディレクターであるMike Milinkovich氏はこの10年を振り返ってこのような懸念にどのようにして上手に対処してきたのかを語っている。

  • この10年の代変わりようには驚きます。Sunのレターを読めば、まるでタイムカプセルの中で保存していたかのように思えるでしょう。SunがOracleに買収されてからだいぶ経ちます。NetBeansはまだ人気がありますが、Sun Java Studio CreatorやJava Tools Communityはほとんど覚えていません(2004年1月15日からページが更新されてないのがすべてを語っています)。
  • Sunが疑義を呈したのは、エクゼクティブディレクター(設立から5ヶ月後に私が就任したのですが)と組織の真の独立性についてでした。この点については財団はとても上手くやっていると思います。私たちは特定のベンダに偏らないようにしています。すべての意思決定はこの原則に必ず照らし合わせています。私は財団の取締役会とコミュニティ双方に責任を負っており、財団の中立性を最も重要だと考えていました。私はEclipseCon 2005にBorlandとBEAが戦略メンバーとしてサインしてくれたのが財団の分岐点だと思います。直接的な競合相手がファンになってくれたことで財団のガバナンスと独立性が明確に保証されました。
  • Javaの相互運用性の改善については、EclipseはJava Community Processの一員として長年作業してきました。私もJCP Executive Committeeで働きました。JCPの問題をすべて解決したわけではありませんが、問題解決に向けて作業しています。
  • Swing vs. SWTの議論を覚えていますか。長らく炎上しましたが、振り返ってみると大げさだったように思います。JavaFXが現れて、Swingがメンテナンスフェーズになる運命だということを考えればなおさらです。

現在、多くの開発者はEclipseをJava開発環境と見なしているが、実際はそれ以上のものになっている。Eclipse財団もほかの言語(JavaScript、Vert.X)やツールへと手を伸ばしている。ディスクトップアプリケーションへのフォーカスはウェブへ移り、Orionは最も有名なウェブベース開発ツールのひとつになっている。

実際、次のインターネット領域の成長分野は言語やツールではない。Eclipse財団はInternet of Things (IoT)へ注力し始めている。Wayne Gretzkyのアドバイス"パックがあった場所ではなく、パックが向かう先へ滑っていけ"に従ってるようだ。

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