優れたユーザストーリーはソフトウエアの提供を改善するだろうか。Gojko Adzic氏はチームのユーザストーリーの管理の仕方を小さく変化させることで最終的な成果に大きく影響を与えることができると言う。氏はmake me write a book and get it for freeというブログ記事でユーザストーリーを改善するための本を書きたいと表明している。
優れたストーリーを定義し、共通の課題を修正し、課題を価値ある小さな形に分割して、横断的関心事、長期課題、“非機能”要求のような難しい問題に対処して、さらにチームのメンバと利害関係者の間で正しく議論をすることでアジャイルの効果と反復的な価値提供のメリットを確実に手に入れる方法について書きたいと思っています。
Gojko氏はSpecification by ExampleとImpact Mappingの著者だ。新しい本の名前は"50 Quick Ideas to Improve your User Stories"。1月中に関心がある人が5000人集まったら執筆するという。
LeanPubでどのくらい関心を持たれているかを計測して、執筆中のドラフトも公開するつもりです。もし、関心を持ったなら、LeanPubでサインアップしてください。1月の終わりまで、または5000人がサインアップしてくれるまでは無料です。この人数に達したら、良書を作ることが私の新年の決意になるでしょう。
現時点では(1月16日)では2300人以上の読者が購読をしている。彼らは出版されたときに無料の電子書籍も手に入れられる。
InfoQは以前、Gojko Adzic氏にインタビューしてインパクトマッピングを使ったビジネスの反復的提供について話を聞いた。Agile Tour Toronto 2013では、氏はMake Impacts, Not Software!と題したプレゼンをしている。InfoQは氏とChris Matts氏の記事Feature Injection: three steps to successを公開している。
このブログ記事に何人かが反応して、ツイートしたりコメントしたりしている。
Kent McDonald: 私のチームはビルドするべきことを組織化し記述することに困難を抱えています。特別ユーザストーリーに着目することがいいのかどうかわかりません。“ユーザストーリーをうまく書くだけですべてが解決する”という考えにあなたが取り組むつもりなら別ですが。
ユーザストーリーの問題は徴候であり、根本的な原因かどうかはわかりません。チームは自身がどんな理由で何を作ろうとしているのかを明確に把握しておく必要があります。また、情報を効率的に記述する方法を心得ておくべきでしょう。ユーザストーリーの問題のひとつは、現実よりも大きなストーリーを作ってしまいがちだということです。
Jean-Michel Garnier: "しっかり定義されていない、うまく分割されていない、分離すると価値がなくなってしまう"ユーザストーリーやチケットはよくあることですね。
Rob Park: ストーリーを砕いたり、分割したり、マッピングしたりするといろいろうまくいきます。でも、私が知っているチームはこれが得意ではありません。対処が難しいからです。
Andreas Ekström: @gojkoadzicの新しい本の最初の短い章が公開されているけど、面白そう。見てみれば(しかも無料)。: https://leanpub.com/50quickideas
Eddy Bruin: ユーザストーリーは終わりの状態をしめしているのではなくて、クライアントとの対話を始める出発点なんだと思う。
優れたユーザストーリーを作る技術があって、ユーザストーリーを単一のシナリオまで分割するチームや巨大なユーザストーリーを作るチームがほとんどです。本当にいろいろなユーザストーリーを見てきました。あなたの新著はどの程度の大きさのユーザストーリーがいいのか考えるのに参考になりそうです。
Nicolas Deverge: やった。@gojkoadzicが"ユーザストーリーサバイバルガイド"みたいな本を書くって。実現するためにみんなでサインアップしよう。