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GoogleがMotorolaをLenovoに売却

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原文(投稿日:2014/01/30)へのリンク

GoogleはMotorola Mobilityを29.1億ドルでLenovoに売却する。Lenovoが2,000件の特許を獲得する一方で,同社ポートフォリオの特許の大部分はGoogleが保持する。Googleにとってこの取引は損失かも知れないが,Androidエコシステムにはメリットがある。

2011年にMotorola Mobilityを125億ドルで買収した時に指摘されたのが,Googleが強い関心を持っているのは買収を通じて取得する17,000件の特許と,同じく承認待ちの7,500件の特許である,ということだ。その時点で,GoogleがAndroid開発とハードウェア製造を兼ねるようになることから,この動きをAndroidエコシステムへの脅威とする意見が一部にはあった。Googleはすべてのパートナを同じように扱うことを宣言した。Motorolaはライセンス取得者のひとつに過ぎないのだと,CEOのLarry Page氏は説明している。

それから2年半後,Androidエコシステムは大きく成長した。IDCの調査によれば,2013年第3四半期に世界中で出荷されたスマートフォンの81%に,Googleのオペレーティングシステムが搭載されているという。Googleはすべてのハードウェア製造者をフェアに扱っているようだ。そして同社には今,そうしなければならない理由がさらにある。29.1億ドルでMotorola MobilityをLenovoに売却すると昨日,発表したからだ。特許の大部分はGoogleに残り,Lenovoが獲得するのは2,000件に過ぎない。さらに,Advanced Technology and Projectsグループとその特許は,今回の取引には含まれず,Androidチームへの統合が予定されている。

一部のアナリストは,セットトップボックス部門を23.5億ドルで売却済であることを考慮しても,Googleは "70億ドルの損害"を被ることになる,と指摘する。その一方で,Googleはよい取引をしたと考える意見もある。当初の損失を32億ドルと想定し,2012年時点で特許を55億ドルと評価していたのだから,計算上の損失はないというのだ。ただしこれが成り立つのは,特許にGoogleが当初考えていた程度の価値がある場合に限られる。そして,特許訴訟のプロセスは今のところ,Motorolaに十分なキャッシュをもたらしてはいないのだ。現時点でMicrosoftに支払い義務があるのは,"Motorolaが当初要求していた40億ドルではなく,同社の販売されるXbox 360とWindows 7 PCすべてにおいて,Motorolaの標準関連Wi-Fiとビデオエンコーディング特許を使用するための,年間ロイヤリティとしての17億ドル"のみである。それでもPage氏は,"Androidエコシステム全体を守る"ために特許を使用し続ける,と約束している。どの程度の成功を収められるかは,今後を見なければならない。

Androidエコシステムはおそらく,この取引から恩恵を受けられるだろうし,2013年第3四半期のAndroid出荷全体の39.9%を占めるSamsungとの競争の中で,Lenovoの立場を強固なものにするだろう。ひとつのメーカが市場を独占するというのは,技術革新のペースが遅くなり,価格が上昇する可能性があるという意味で,望ましいことではない。Lenovoは現在,PC市場のリーダであり,最近では23億ドルでIBMのサーバビジネスを買収している。

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