Webix 1.4がリリースされた。Data SuggestとGrid Suggestに加えて,WebSoketとIndexedDBをサポートする。Data Suggest機能を使えば,イメージや複雑なHTMLコンテントを選択オプションとして使用することができる。
またGrid Suggestでは,編集とソート,フィルタをサポートするテーブルからのデータ選択が可能になる。
新しくなったWebixでは,WebSocketとindexedDBによるデータの読み込みと保存がサポートされている。WebSocketプロトコルでは,ユーザあるいは他のサーバ上のアクション発生によってデータが更新されたとき,サーバからクライアントに対して通信を行うことができる。一方のIndexedDB機能は,アプリケーションがオフラインで動作するためのものだ。
最新リリースには,zindexBaseプロパティやonReadyイベントに加えて,フルスクリーンモード表示などにおけるウィンドウ配置の改善も含まれている。autoConfigオプションや,リストコンポーネントでのキーボードナビゲーション,アイコンボタンのスタイル向上,イベントを自動的に追跡するデータプロセッサなども追加された。
InfoQは最新リリースの詳細を知るため,xbsoftwareのVeronica Lindorenko氏と短い会話を交わした。
InfoQ: 新しい機能は.NETアプリケーションでも動作しますか?
クライアント側の機能はすべて,.NETを含むすべてのプラットフォームでご利用頂けます。 V1でクライアント側以外に導入されたのはただひとつ,WebSocketのサポートだけです。node.jsを使用したFayeライブラリをベースとしているので,直接的には.NETに適合しないのですが,IISとAzureクラウドがあれば使用することが可能です。
InfoQ: IndexedDBについての情報を詳しく教えて頂けますか?
IndexDBはブラウザの内部データベースです (Safari以外のすべての最新ブラウザでサポートされています)。バージョン1.4以降はサーバ側のデータベースと同じように,データの読み込みと保存に使用することができます。サーバ側データベースとブラウザデータベースの切り替えは,コード1行で可能です。これを追加した大きな目的は,アプリケーションのオフラインサポートを改善することです。ページがオフラインの場合,すべてのデータ操作はindexDBを使用して行うことができます。その後で接続がオンラインになれば,サーバ側にデータベースと同期を取得することが可能です。