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Googleがクラウドを値下げ、CIツールを統合し、WindowsとマネージドVMをサポート

| 作者: Abel Avram フォローする 7 人のフォロワー , 翻訳者 徳武 聡 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2014年4月1日. 推定読書時間: 4 分 |

原文(投稿日:2014/03/26)へのリンク

Googleは同社のクラウドプラットフォームに関するライブイベントを開催し(録画がここで見られる)多くの新機能や改善を発表した。

価格

クラウドコンピューティングの価格がハードウエアのムーアの法則に従い、ここ数年、ハードウエアの価格が年間20%から30%も低下する中、Googleはクラウドサービスの大幅が値下げを実施することに決めた。

サービスService 値下げ率 備考
Compute Engine 32% 全リージョン、すべてのサイズ、クラスで値下げ
Storage 68% 現在はGBあたり2.6セント
BigQuery 85% テラバイトあたり5ドル

GoogleはSustained Use Discountモデルを導入した。この価格モデルの場合、インスタンス起動時間が月間の25%を超えると段階的に値段が下がる。1ヵ月間起動し続けた場合は30%も安くなる。ひとつのインスタンスあたりの価格は旧来の価格モデルに比べると53%も安くなる。このモデルの利点は利用にしたがってさまざまな値下げを享受できる上、ユーザが事前にどのくらいインスタンスを使うのか決める必要がないことだ。価格は起動時間が、1ヵ月の25%なのか、50%なのか、75%なのか、それとも100%なのかに基づいて、自動的に安くなる。

さまざまなクラウドプラットフォーム上でサービスを提供しているRightScaleはGoogleの新しい価格体系とAmazonの価格を詳細に比較している。これによると、AWSのオンデマンドインスタンスよりGAEのほうが、37.78%から60%も安い。持続利用(GAE)と1年のリザーブドインスタンス(AWS)を比べると、Googleがインスタンスタイプによって21.18%から32.05%安い。3年のリザーブドインスタンスと比べると、GoogleのほうがAmazonよりも高くつく。3%から18%程度だ。しかし、RightScaleによれば、

AWSのリザーブドインスタンスを購入すると、1年なり3年なりの間、同じOSを同じインスタンスタイプで同じリージョンで使い続けなければなりません。AWSの時間当たりの従量料金がその3年間に下落しても、価格は下がらないのです。AWSはリザーブドインスタンスの時間当たりの料金を何度か安くしていますが、前例を見ると、AWSはすでに購入されているリザーブドインスタンスには値下げを適用していません。一方、Googleの持続利用料金ではオンデマンドのベースラインの利用率に対して課金します。Googleのベースラインの料金が下落すれば、持続利用料金も安くなるのです。

つまり、将来のGoogleの値下げはすべての顧客にすぐさま適用されるのです。

開発者ツール

Google App Engineはビルド、テスト、クラウドへのアプリケーションリリースを実行できる統合ツールが含まれている。コードリポジトリはgit/GAEとGitHubをサポートし、CIはMaven、Gradle、Jenkinsをサポートする。ライブセッションでは、メインリポジトリに修正をコミットし自動ビルド、テスト、配置を行うデモが行われた。

また、ライブマイグレーションもサポートした。デモでは、動画を再生しているインスタンスをクラウドのほかのロケーションに移行する方法が披露された。準備は20秒から30秒かかるものの、動画を見ているユーザに影響を与える古いインスタンスから新しいインスタンスへ切り替えは1秒程度しかかからない。新しいインスタンスは古いインスタンスと同様のIPと構成、そのほかすべて古いインスタンスと同じで、唯一の違いはスイッチが行われたことを示すログだけだ。Googleはこれをどのように実現しているのかを明らかにしていない。しかし、動画アプリは簡単に切り替わり、特定の時間から動画を再生すればよいだけだった。他のタイプのアプリケーションの場合は切り替えはもっと複雑になるのかもしれない。それでも、ライブマイグレーションは衝撃的な機能であり、切り替えも迅速だ。

GAEはすべてのインスタンスのログを収集し、フィルタ、検索ができる。デバック用に詳細なスタックトレースも取得できる。

OS

Google Compute EngineはWindows Server 2008 R2、SUSE Linux Enterprise Server、Red Hat Enterprise Linuxをサポートした。

また、Cloud DNSサービスの統合も発表した。

マネージドVM

マネージドVMはCompute Engineの柔軟性とGAEの拡張性と自動マネジメントの利点を提供する。GAE上のリソースが利用できない場合やネイティブコードやネイティブリソースにアクセスしたい場合は便利だろう。VMを作成した後、App Engineに統合し、MemCache, Datastore, Task Queuesなどさまざまなサービスにアクセスできる。

BigQuery

BigQueryはtabledata().insertAll()を使って100Kレコード/秒/テーブルの割合でストリーミングができる。これによって大規模なデータをリアルタイムで分析できる。価格は静的なデータ分析で2.6セント/GB/月(データのアップロード、エクスポート、テーブルの読み取りは無料)。ストリーミングは1セント/100Kレコード。オンデマンドクエリはインタラクティブクエリでもバッチクエリでも0.5セント/GB。大規模なワークロードの場合、リザーブドクエリは20,000ドル/月。Googleは他のプロバイダよりも75%安いと主張している。

他のクラウドベンダ、特にAmazonがGoogleのこの価格戦略にどのように反応するかはまだわからない。

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