Microsoftは先日、Windows, Windows Phone, iOS, Mac OS, AndroidそしてWebのようなプラットフォームで、自由なフォーム情報の収集をプログラムで統合可能にし、異なるプログラム言語間の複数ユーザーコラボレーションツールであるOneNote APIの初期リリースを発表した。
OneNote APIは、MicrosoftとIFTTTのようなサードパーティーのいくつかのアプリと一緒にローンチされた。 Microsoftのアプリは、「Webページのスナップショットを直接OneNoteに登録するWeb用のカメラ」であるOneNote Clipperが含まれる。注目するべきなのは、それがページの画像をキャプチャするとOneNoteに組み込まれたOCR機能によりスキャンされたテキストを検索や編集することができることだ。Office Lensアプリは同じ基盤上に構築され、トリミングやアングルを強制することによって可読性を上げるスキャンの強化など、スマートフォンのカメラを印刷または手書きのドキュメント用のポケットスキャナーに変える。
APIは、ユーザーの認証にMicrosoftアカウントのOAuth 2.0とLive SDKを利用し、ノートブックの保存に彼らのOneDriveを使用する。RESTfulデザインパターンに従っており、アジャイル手法でリリースされており、初期機能はクライアントがユーザーのデフォルトセクションにページをPOSTできる単一のRESTリソースhttps://www.onenote.com/api/v1.0/pagesのみである。リクエストボディは、指定されたURLからWebページのスナップショットを撮ってキャプチャーをページに挿入する<img>タグにカスタムのdata-render-src属性のような、いくつかのOneNote特有の制約や追加情報を含むHTML5のサブセットである。同様に画像のキャプチャーとファイルの埋込も可能だ。非公開のWebコンテンツをマルチパートのmimeエンベロープの中に入れて、リクエストと一緒に送信することもできる。
OneNote APIチームは、専用のブログでデフォルトのノートの場所と OneNote APIのHTMLについて説明する投稿を開始した。彼らはまた、彼らの短期的なロードマップと、ユーザーがコメントと優先順位に影響を与える投票をすることができるUserVoice フィードバックサイトを共有した。ロードマップでは、APIはOneNoteに現在存在する機能の多くをカバーすることを示唆している。たとえば:
- ノートブックの作成と削除、セクションとページの削除
- デフォルトの場所を取得して、特定のノートブックとセクションにページを作成
- チェックボックスと他のタグを追加
- ページの列挙、コンテンツと画像(利用可能なノートブック階層のリコールプレビューでは、APIはOData 4.0仕様を使ってデータを返す)
MicrosoftのWebプラットフォームチームのScott Hanselmann氏は、彼の個人ブログでMicrosoftの静かなAPI革命として、この開発手法を認めている:
[…]この実話はMicrosoftがAPIのパワーに目覚めたことです。彼らが常に持っていると主張する強力なWeb APIは事実ですが、近年幅と範囲の偏在性は加速しているように見えます。彼らはこれまで以上にクリーンで、よりオープンで、よりシンプルで、よりクロスプラットフォームです。
OneNote Dev Centerは、はじめにと使い方ガイド、, Apigee 対話型RESTコンソール, GitHub上のサンプル, APIリファレンスのようなすべての関連リソースへのアクセスを提供する。
OneNote APIと同時にMicrosoftは、Mac OSバージョンのOneNoteを発表した。 すべてのOneNoteクライアントは現在無料で提供されており、以前はOfficeスイートの一部であったWindows版も含まれているが、SharePointとOutlookの統合のようないくつかの機能はOfficeカスタマーに限定れている(これらはまだMac OSには提供されていないが、将来リリースで計画されている)。