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Oracle NoSQL Database 3.0がテーブルデータモデルと2次インデックスをサポート

| 作者: Srini Penchikala フォローする 38 人のフォロワー , 翻訳者 吉田 英人 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2014年5月7日. 推定読書時間: 4 分 |

原文(投稿日:2014/04/29)へのリンク

Oracleは先頃,キー・バリュー型分散データベースOracle NoSQL Databaseのバージョン3.0をリリースすると発表した。最新バージョンではテーブル形式のデータモデルと2次インデックスを新たにサポートし,Oracle Walletとの統合によるセキュリティ改善,データセンタのサポート拡張を提供する。

テーブルデータモデル: 新たに採用したテーブル形式のデータ構造が,既存のスキーマ設計概念の活用を可能にした。これによってアプリケーションのデータモデリングを簡略化するとともに,SQLベースのアプリケーションとの統合が実現される。テーブルモデルを分散型キー・バリュー構造上のレイヤとすることで,キー・バリュー構造のアドバンテージも継承する。

2次インデックス: 主キーに限定されたインデックスでは,低レイテンシを実現できるアクセスパスの数に制限がある。ソリューションに必要なすべてのユースケースをサポートするためには,場合によっては主キー以外をベースとしたパスも必要だ。2次インデックスは任意の値フィールドに第2のインデックスを構築することにより,クエリのパフォーマンス向上を支援する。

セキュリティ: 新リリースではアプリケーションのセキュリティ対策として,パスワードベースのユーザ認証もサポートする。OSに依存しないため,クラスタ全体を対象とすることが可能だ。さらにセッションレベルのSSL暗号化とネットワークポートの制限でネットワーク侵入を防止すると同時に,Oracle Walletとの統合によって重要データを不正なアクセスから保護する。

データセンタはパフォーマンスの向上に加えて,セカンダリデータセンタへの自動フェールオーバでアプリケーションのビジネス継続性を保証する。このセカンダリサーバゾーンは,分析やレポート生成といった参照専用のユースケースに対する負荷分散や,ワークロード管理の最適化を目的としたサーバ間データ交換にも利用される。

Oracle NoSQL Databaseは,Oracle Berkeley DB Java Editionストレージエンジンをベースに,分散環境に必要なサービス層を追加して構築されている。非構造データの格納には,インデックス付きのBtreeストレージ機構を使用する。ACID準拠のトランザクション,(共有)データのリアルタイムパーティショニングもサポートする。

さらにデータベースでは,シングルマスタ/マルチレプリカ構成のデータベースレプリケーションも提供している。トランザクションデータはそれぞれのディユラビリティポリシ(Durability Policy)が指定された上で,すべてのレプリカノードに配信される。マスタレプリカノードにフェールが発生した場合は,PAXOSベースの自動フェールオーバ選択プロセスによるホットスタンバイが,ダウンタイムを最小限に留める。

Oracle NoSQL DatabaseはさらにApache Hadoopとの統合もサポートする。KVAvroInputFormatKVInputFormatという2つのクラスを使用して,NoSQL DatabaseからHadoop Map/Reduceジョブへ,データをネイティブに読み込むことが可能だ。

Enterprise Editionには以下の追加機能が含まれている。

Oracle Databaseの外部テーブルのサポート: Oracleデータベース統合に含まれる外部テーブルのサポートにより,Oracle NoSQLのデータをSQL文を使ってフェッチすることができる。NoSQLデータを外部テーブル経由で公開すれば,標準的なJDBCを使用したアクセスや,エンタープライズBI(Business Intelligence)ツールによる視覚化などが可能になる。

Oracle製品との統合としては,次のようなものが提供されている。

  • OEP(Oracle Event Processing)エンジンにより,NoSQL Databaseカートリッジを使用したOracle NoSQL Databaseの参照アクセスが提供される。カートリッジを設定することで,Oracle CQL(Continuous Query Language)クエリを使用したデータクエリが可能になる。
  • NoSQL DatabaseにはOracle Semantic Graphとの統合機能もある。大規模なRDFデータを3重項(Triplet)あるいは4重項(Quadruplet)として,Jena Adapterを使ってストアすることができる。Jena Adapterを採用したことで,Oracle NoSQL Databaseに格納されたグラフデータをSPARQLクエリで高速にアクセスすることも可能になった。
  • Oracle Coherenceとの統合により,Oracle NoSQL Databaseをキャッシュとして使用できる。これによってOracle NoSQL Databaseにキャッシュされたデータを,アプリケーションが直接アクセス可能になる。

Oracle NoSQL Database 3.0 Enterprise EditionとCommunity Editionは,いずれもOracle Technology Networkからダウンロード可能だ

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