Googleは、WebクローラーであるGooglebotがJavaScriptのいくつかのコンテンツを実行し、インデックス化し始めたと発表した。この変更は、いくつかの基本的なルールが考慮されない限り、検索結果に悪影響を及ぼす可能性がある。
GoogleのWebmaster Central Blogの投稿において、開発者のErik Hendriks氏とMichael Xu氏、Webmaster Trends AnalystのKazushi Nagayama氏は、Webページをインデックス化するときにGoogleがJavaScriptコンテンツを処理するために行ういくつかの変更は、検索結果に悪影響を与える可能性があることをWeb開発者にアドバイスした。
Hendriks氏, Xu氏, Nagayama氏,によると "過去数ヶ月にわたって、Googleのインデックス化システムはより平均的なユーザーのブラウザーのようにかなりの数のWebページがレンダリングされています。"これは、JavaScriptをオンにした場合におけるものである。これは、Googleの伝統的なページのインデックス化とは異なる、つまり、"HTTPレスポンスの本文の生のテキストコンテンツのみを見て、一般的なブラウザーがJavaScriptを実行して実際に表示されるものを解釈しませんでした。"
ときどき彼らが書いたJavaScriptレンダリングが期待通りにはならず、"サイトの検索結果にネガティブな結果をもたらします"。それを防ぐために、彼らは潜在的な問題とそれらの回避可能な方法のヒントを提供している:
- サイトがJavaScriptやCSSをアクセスからブロックする場合、Googleのインデックス化システムは、一般的なユーザーのようにサイトを見ることができない。robots.txtの中でJavaScriptとCSSファイルにアクセスを許可することを推奨している。これは、JavaScriptとCSSファイルがGoogleのアルゴリズムでモバイルに最適化されたページであることを認識できるので、モバイルサイトでは特に関係している。
- Webサーバーは、リソースのクロール要求のボリュームも処理できるようにするべきだが、レンダリング結果の影響を受ける可能性がある。
- 複雑過ぎるか難解すぎるJavaScriptコードは、完全かつ正確にページをレンダリングできない可能性がある。
- 場合によっては、JavaScriptはコンテンツを追加するためではなく、削除するために使用される。これはGoogleのインデックスエンジンも削除されたコンテンツにアクセスできなくなる。
最後にHendriks氏, Xu氏, Nagayama氏は、適切にWebページを退化させることは常によいアイディアであると提案する。これはJavaScriptを実行させなくても、検索エンジンでコンテンツにアクセスできるようにすることである。
Googleは、どのようにGooglebotがJavaScriptとCSSコンテンツをレンダリングするかをWebマスターが理解できるようにするツールを提供する準備をしている。