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Orion 6.0がリリース,言語ツールによるJavaScriptサポートを改善

| 作者: James Chesters フォローする 2 人のフォロワー , 翻訳者 吉田 英人 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2014年7月10日. 推定読書時間: 4 分 |

原文(投稿日:2014/06/24)へのリンク

Eclipse Orionプロジェクトチームは今月,バージョン6.0をリリースする予定だ。JavaScript開発に関する言語ツーリングのサポートが改善される。

Orionは,クラウドに移行するアプリケーション開発を研究するため,IBM Eclipseチームが立ち上げたプロジェクトだ。Web用の開発をWebで行うことを重視した,ブラウザベースのオープンツール統合プラットフォームの開発を目的とする。各ツールはJavaScriptで記述され,ブラウザ上で動作する。

プロジェクトリーダのKen Walker氏はInfoQに対して,Orion 5.0に対していくつかのコンポーネントが改善,あるいは追加されたと述べている。

開発者ワークスペース用のDocker.ioコンテナサポートが今回,初めてリリースされます。現在はEclipse Foundationインフラストラクチャチームと共同で,これをOrionHubで動作させる作業をしているところです。Dockerコンテナのサポートの他,通常のNode.jsツールもOrionワークスペース上で実行可能になる予定です。

Docker.io機能が用意されたことにより,Node.js開発者は,これまでより簡単にクラウドベースの開発を行えるようになります。

Curtis Windatt氏は "Orion 6.0 – Language Tooling Enhancements"と題した記事で,間もなくリリースされる6.0で最も注目するべき変更点を取り上げている。具体的な機能としては,HTMLスクリプトブロック内のJavaScriptツーリングJavaScriptバリデーションの修正,スコープ付きのコードテンプレートなどだ。

これらの変更点について氏は,次のように述べている。

OrionのJavaScriptバリデーションと文法チェックサポートは,ESLintをベースにしています。今回は新たなルールの追加やエンジンのアップデート,ユーザに対する柔軟性の向上などのオーバーホールが行われました。バリデータがJavaScriptファイル(あるいはHTML[スクリプト]タグ)をスキャンして,エラーや警告をエディタのマージンに加えます。エラー位置にカーソルを合わせることで,問題のより詳細な内容が表示される仕組みです。

その他にも氏は,新設されたバリデーション設定ページによって表示される警告をユーザがカスタマイズできること,バリデーションルール単位でエラー,警告,あるいは無視の設定が可能なこと,などを紹介している。これらに加えてOrion 6.0では,推奨されないコードスタイルやドキュメンテーションの不足,未使用変数,到達不能コードなど,数多くのルールも追加された。これらルールを適用する場合の厳密度については,バリデーション設定ページでユーザ自身が設定できる。

EclipseのOrionプロジェクトの道程は必ずしも平坦ではなかった。Eclipse FoundationのエグゼクティブディレクタであるMike Milinkovich氏が2011年1月にOrionを取り入れた時,起業家でソフトウェアアーキテクトのZviki Cohen氏は,大部分のオンラインIDEが"デスクトップ版の豊富な機能には"まったく及ばない以上,Eclipse IDEの"クラウド対応を進めるべきだ"と主張している

ジャーナリストのNeil McAllister氏による記事"Will Orion get developers to code in the cloud?"も,Orionにとって肯定的な内容ではない。氏によれば,

Orionは印象的かも知れませんが,期待外れでもあります。ブラウザウィンドウ内で動作するプログラムエディタはすごく特別なものに思えますが,犬が自転車に乗るようなものです。たいして便利でもありません。

しかしWalker氏によれば2014年,Orionへのコミュニティの反応は肯定的だった。OriobHubには6.0までに30,000を越える購読ユーザベースがある。彼らに対して氏は,Docker機能のさらなる拡張やNode.js開発の重視,JavaScriptを対象とする言語ツールの機能拡張を期待してほしい,と述べている。

プロジェクトの継続的デリバリ化についても先日,Orion News発表サイトで発表があったばかりだ。ソフトウェア開発者であるJohn Arhome氏は"Orion 6.0 – Continuous Delivery"と題した記事で,"新機能を満載した安定ビルドを6週間に作り出すより,提供する準備ができた機能を各リリースのスケジュールで継続的なストリームとして提供したい" という考えを述べている。

プロジェクトに参画したいInfoQ読者は,まずOrionのWikiページを読んで,メーリングリストで自己紹介をするとよいだろう。Orion(JavaあるいはNodeバージョン)のダウンロードや,OriginHub.orgにログインして,アカウントを作成することも可能だ。開発チームは,プロジェクトに対するあらゆるフィードバックを歓迎している。

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