Puppet Labsは同社のPuppetConfカンファレンスで,高い品質とアクティブな開発を備えたPuppetモジュールを承認するPuppet Approved プログラム,Puppet Enterprise Supportedモジュール,そして新たなパートナーネットワークをローンチすると発表した。
Puppet Approved モジュール
新たに設定されたPuppet Approvedプログラムは,品質構成や動作の信頼性,開発の積極性といった基準を満たしているとして,Puppet Labsが推奨するモジュールを承認するのものだ。
現時点では,以下を含む12以上のモジュールがPuppet Approvedの指定を受けている。
- Wget maestrodev-wget: wgetを使用してPuppetエージェントにファイルをダウンロードする。
- EPEL stahnma-epel: EPELパッケージリポジトリをセットアップする。
- ステージング nanliu-staging: ステージングディレクトリの管理,圧縮ファイルのダウンロード/アップロードを行う。
Puppet Forgeには,900以上のネームスペースに2,700以上のモジュールが含まれている。今回のこのプログラムは,Puppetユーザがそれぞれのタスクにもっとも適したモジュールを,容易に選択できるようにするという意図がある。同社では今後数ヶ月にわたって,この認定モジュールのリストを拡大し続ける予定だ。
Puppet Enterprise Supported モジュール
今年初めのPuppet Enterprise 3.2のリリースに合わせて,Puppet Labsでは,Puppet Enterpriseプロダクトでのテストと検証を実施し,サポートを提供するPuppet Enterprise Supportedモジュールを発表した。そのリストには,5つのモジュールが追加される予定である。
- Tomcat (puppetlabs-tomcat): 複数のバージョンのTomcatのインストール,TomcatサーバへのWebアプリのデプロイ,コンフィギュレーション管理が可能。
- Java (puppetlabs-java): LinuxおよびUnix全体にJava JDKあるいはJREをインストールする。このモジュールによって管理者は,適当なJavaパッケージが,Puppet管理化のすべてのノードにインストールされていることを確認できる。
- MS SQL (第4四半期に提供): Microsoft SQL Server 2012および2014のインストールと継続的管理を提供する。
- F5 (REST) (第4四半期に提供): Puppet Enterpriseを拡張し,F5 Networksのロードバランサのオーケストレーションを行う。
- Arista (第4四半期に提供): Arista EOS上でTop of Rack構成のリソースを管理する。
Puppet Labs Partner Network
Puppet Labsはさらに,トレーニングとリソース,サポートを提供する,3つの新たなマルチティアプログラムであるPartner Networkもローンチしている。
- Puppet Enterpriseを再販するプロバイダに対して,完全なITオートメーションソリューションの一部として,販売および技術的実現可能性,取引登録,マーケティング資料へのアクセスを提供する。
- Service Delivery Partner Program:Puppet Labsのデプロイメントのベストプラクティス,コンサルタントとしての認証,継続的な稼働サポートなどに対するアクセスを提供する。
- Authorized Training Partner Program: インストラクタ教育と認定,インストラクタおよび生徒のコース資料へのアクセス,Puppet Labs Webサイトのクラススケジュールのマーケティング,継続的な教育更新などを提供する。
これらの発表は昨日,同じPuppetConfで発表された新しいPuppet Server, Puppet Apps, Puppet言語のアップデートに続くものだ。