Microsoft は利用可能である TypeScript 1.1 Community Technical Preview (CTP) をリリースした。同リリースは ソースコード だけでなく Visual Studio “14” CTP4、Visual Studio 2013、npm で利用可能だ。
TypeScript 1.1 は軽量化と高速化のためにコンパイラの完全な書き直しを行っている。Microsoft は新コンパイラに version 1.0.2 の4倍のパフォーマンス改善をもとめており、ベンチマーク毎の結果は以下の通りとなる。更に、最新版は 言語機能の実装予定 の土台として位置づけられている。
version 1.1 コンパイラにおける他の重要な機能は、1.0 コンパイラでビルドされたプロジェクトとの互換性だ。これに関しては、.csproj ファイルの TypeScriptToolsVersion エントリを Visual Studio が 1.1 CTP ツールを利用する様に変更する必要がある。
Microsoft の発表によれば、TypeScript 1.1 を Visual Studio に統合するにはまだ多くの作業が必要であり、現時点ではインテリセンス、コードナビゲーション、エラーレポート等の編集ツールは未だに 1.0 コンパイラを利用している。
TypeScript は フリーかつオープンソース な JavaScript を包含した言語であり、アノテーション、コンパイル時の型チェック、インターフェース、クラス、モジュールをサポートしている。TypeSript のコンパイル結果は、可読で、 JavaScript 標準であり、TypeScript の Playground で試すことができる。