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Xamarin.Studio 5.9がC# 6をサポート

原文(投稿日:2015/05/15)へのリンク

先日リリースされたXamarin.Studio 5.9には,C#6サポートやSketchの改良,デバッガの新しいビジュアライザなど,数多くの機能が加えられている。

C# 6サポート

C# 6はVisual Studio 2015で公式リリースされる予定で,Community Editionとしてのみ利用可能だ。それにも関わらずXamarin.Studioは,すでに次のようなC# 6の新機能をサポートする。

  • ? null条件演算子。name?.Substring(' '); のように,省略可能な変数に対して安全にアクセスすることができる。

  • 文字列補間。例: string.Format ($"{fname} {lname}");

  • 単一メソッド式を対象とするラムダ矢印演算子。プロパティやメソッドをひとつの式で定義することが可能になる。

    public string Fullname => string.Format ("{0} {1}", fname, lname);
    public override string ToString() => string.Format("{0}, {1}", lname, fname)
    

C# 6の新機能については,InfoQで以前にも取り上げている

新しいプロジェクトダイアログ

プロジェクトダイアログが再設計されて,希望するテンプレートの選択が簡単になるとともに,プラットフォーム固有のオプション操作の操作性も向上している。また,新しいWatchKitウィザードによって,WatchKitエクステンションの親プロジェクトの選択や,GlanceあるいはNotificationのサポートの有無の指定が容易になった。

デバッグ・エクスペリエンスの改善

Xamarin.Studio 5.9に付属する新しいC#デバッガには,文字列やポイント,サイズ,矩形,色,マップロケーション,イメージなどのタイプを対象とした,新しいデータインスペクタが加えられている。さらに,マウスを移動するだけでインスペクタが表示される新しい"eye"ツールによって,変数のインスペクトがこれまで以上に簡単になった。

その他にもXamarin.Studio 5.9では,生成されたデータのライブ表示が可能なライブコーディング環境のSketchesや,Storyboard用ビジュアルデザイナのiOS Designerツールにも,数多くの改良が加えられている。

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