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qMapによるアプリケーションの稼働状況と品質の管理

| 作者: Ben Linders フォローする 28 人のフォロワー , 翻訳者 吉田 英人 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2015年8月27日. 推定読書時間: 5 分 |

原文(投稿日:2015/08/07)へのリンク

QASymphonyがqMapをリリースした。クラウドやモバイル,ビッグデータ,IoTなどのアプリを扱うアジャイルテスタを対象とした,アプリケーションの状態と品質を管理するためのビジュアルマッピングソリューションである。QASymophonyの3番目の製品として,既にリリースされているqTestおよびqTest Explorerと合わせての利用が可能だ。

InfoQは製品担当副社長のKyle Cochran氏にインタビューして,同社がqMapを開発した理由,qMapを利用したテスト結果の解析やテスト管理,qMapの提供する情報を活用した製品品質の向上,アジャイルやDevOpsへの展開方法などについて話を聞いた。

InfoQ: qMapの機能について,簡単に説明して頂けますか?

Cochran: qMapは,アプリケーションの稼働状態と品質を確認する新たな手段です。従来の静的なレポートと違い,qMapは,テスト結果の動的かつ高レベルな可視化を実現します。これによって短時間で問題を特定し,解決することが可能になります。

テスタが探索的なテストを実施すると,そのすべてのセッション情報がキャプチャされ,qMapに提供されます。それを元にqMapが生成するテストのビジュアルマップによって,そのテストの詳細を確認することができるのです。

  • 誰がテストを実施したのか
  • 何をテストしたのか
  • いつ行われたのか
  • どのスプリントで行われたのか
  • テストに関連するすべてのバグあるいは記録
  • ドリルダウンを実行して簡単に詳細情報を取得する機能

InfoQ: qMapを開発しようと考えた理由は何ですか?

Cochran: 開発チームがより“アジャイル”になるに従って,テストチームにより早いペースでの作業を求めながら,同時にソフトウェアを大きな問題なく確実にリリースしなければならないという,テストマネージャに対するプレッシャも強くなります。

これは非常に難しい問題です。テストマネージャがアプリケーションの状況に関するリスクを評価し,重要な意思決定を行う上で,現状では静的な手入力のレポートに頼らざるを得ません。情報量は多いのですが,洞察が圧倒的に不足しているのです。

テストレポートという領域では,過去25年間,ほとんど革新がありませんでした。テストリーダや開発リーダに対して,ソフトウェアの品質面で価値のある見識を提供することで,リリースに関するリスクを明確に理解できるような,優れたレポートツールを開発することを目指しました。

InfoQ: テスタが自分たちのテスト結果から洞察を獲得し,テストを管理する上で,qMapはどのように使われるのでしょう?

Cochran: qMapは,アプリケーションで何がうまくいっていて,どこに問題があるのかを知るための,迅速かつ簡単な手段を,テストマネージャに提供します。チームがテストを実行すると,qMapはリアルタイムでデータを収集し,それをヒートマップとして可視化して表示します。これによって,アプリケーションの問題を素早く知ることができるのです。

例えば,あるeコマース企業が,清算用のオンラインショッピングカートを新たにローンチするとしましょう。何人かのテスタが,クレジットカードページ上で,トランザクションの障害になるようなクリティカルな問題を見つけるかも知れません。テストマネージャはqMapを使って,この問題をヒートマップ上で素早く確認し,主要なステークホルダに報告することができます。これによって開発プロセス全体をより効率的に,かつ効果的にすることが可能になります。

Office Depotでeコマース関係のシニアディレクタを務めるAbdul Khan氏は,qMapを次のように評してくれています。“qMapは私たちチームの仕事を一変させました。アプリケーションの実際の状態が確認できるようになっただけでなく,問題が発生した時にも,素早い解決が可能になったのです。このことは,提供対象の重要性が高い場合には特に有益です。今年8月に当社が新たにローンチを予定している,最先端のeコマースプラットフォームはそのひとつです。”

InfoQ: qMapはソフトウェア障害に関する情報も提供していますが,この情報を使ってテスタが製品の品質を向上させる方法について,いくつか例をあげて説明して頂けますか?

Cochran: qMapはアプリケーション内で問題のある場所について,高レベルのビューを提供します。そこから詳細をドリルダウンすればよいのです。さらにqMapは,JiraやRally,VersionOneといった,代表的なALM(Application Lifecycle Management)ツールとも統合できるので,qMap内のリンクをクリックするだけで,ALMの障害情報に直接ジャンプすることも可能です。

ですから,何人かのテスタがひとつのアプリケーションをテストする場合,彼らは同時に,同じ重要な障害を確認するかも知れません。その時にはALMを使って,すぐに協力して問題の解決策を見つけることができます。

InfoQ: アジャイルソフトウェア開発,例えばスクラムやXPなどを導入しているチームには,どのように展開すればよいのでしょう?

Cochran: qMapは,まさにアジャイルチームのために開発されたものです。ビジュアルマッピングのおかげで,テスタもマネージャも,進捗の確認が簡単になり,問題の識別も素早くできるようになります。

バーンダウンの削減と高いベロシティの維持のために,スクラムやXPによる速いペースでのユーザストーリのクローズが必要な環境では,これは非常に重要なことです。スクラムチームはスプリントにおけるチームの進捗を示すために,バーンダウンチャートをよく利用します。qMapは,現在のスプリントに関連するテストの進捗を表示することで,このバーンチャートをうまく補完してくれます。さらに,qMapのビューをスプリント単位でフィルタすれば,スプリント単位で進捗実績を比較することも可能です。

InfoQ: DevOpsチームではどうでしょう,同じようにqMapのメリットを活かすことができるのでしょうか?

Cochran: DevOpsは,ソフトウェアリリースを中心としたプロセスを構築することで,アジャイル方法論を拡張するものです。製品リリースに関わるリスクを素早く視覚化するqMapは,DevOpsチームにも最適なツールです。qMapを使用することで,リーダが取得する情報の質が向上するため,重要なリリース可否の判断を,自信を持って行うことができるようになります。

InfoQ: qMapのことをもっと詳しく知りたい人は,何を見ればよいのでしょう?

Cochran: より詳しい情報と無償の試用版が,私たちのサイトであるqasymphony.com.で公開されています。

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