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Microsoft EdgeのJavaScriptエンジンChakraCoreを公開した

原文(投稿日:2015/12/09)へのリンク

MicrosoftのJavaScriptエンジンコアコンポーネントは来月、オープンソース化されるとMicrosoftはJSConf USで発表した。ChakraCoreは、本格的な、自己完結型のJavaScript仮想マシンを提供し、Microsoftによると、Microsoft Edgeへの依存関係なしにJavaScriptを解析、解釈、コンパイル、そして実行するために必要なものがすべて含まれているという。

ChakraCoreは基本的にMicrosoft Windows 10のデフォルトブラウザであるEdgeのエンジンであるChakraと同じだが、ブラウザーへのプライベートバインディングやユニバーサルWindowsプラットフォームとChakraのCOMベース診断APIのようなWindows固有のコンポーネントを除いている。後者は、新しいプラットフォーム非依存のAPIに置き換えられ、最終的にChakraに統合される。

MicrosoftによるとChakraはクラス最高のJavaScript実行と出荷されているブラウザでもっとも広範囲のES6機能をサポートする。加えて、Chakraはasync/awaitとSIMDのようなJavaScriptの将来機能もサポートする。

Microsoftはクラウド技術で実行しているサーバーアプリケーションを通じて、IoTアプリケーションのような小さなフットプリントのデバイスからChakraCoreを使えるようにすることを目標としている。EdgeブラウザとユニバーサルWindowsプラットフォームの外では、現在Chakraは、Cortana、Azure DocumentDB、TypeScriptで使われている。最近Microsoftは、IoTアプリケーションのWindowsサポートを改善するために、Node.jsをフォークしてGoogleのV8の代わりにChakraを使用するようにした。

まずは、ChakraCoreは2016年1月にWindowsのみにリリースされるが、Microsoftはクロスプラットフォームにすることを約束している。ソースはMITライセンス下で利用可能になる。

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