Scalaの考案者が創業したTypesafeが社名変更を完了し、Lightbendになった。Typesafeは社名変更の計画を昨年5月に発表し、プロセスに2か月ぐらいかかるだろうと述べていた。彼らはコミュニティメンバーに参加を求め、ブログに社名変更およびその進捗を報告していた。
社名変更の理由には2つあった。第一に、戦略を変更しようとしていること、第二に、Typesafeという社名は、Scalaと同義に見えて誤解を招くと感じていたことだ。Scalaは彼らのコアであったが、彼らの評判はScalaにとどまらないと考えていた。また、彼らの顧客の大部分はJavaとScala以外のJVM言語を使っていることがわかった。
LightbendのCEOであるMark Brewer氏は、当社はPlay、Akka、SparkをベースとしたReactive Platformの導入の加速に欠けているとブログで述べた。彼らはReactive Manifestoを公開し、Reactive Streams仕様(JDK 9に含まれる)をリードすることで、このプロセスを開始している。
Brewer氏はまた、開発者のリアクティブアーキテクチャ導入を支援する最新プロダクトとして、Lagomマイクロサービスフレームワークを挙げた(GitHubで入手可能)。今月の初め、InfoQとのインタビューで、LightbendのCTOであるJonas Bonér氏はLagomについて説明している。
社名変更に対するコミュニティの反応はやや控えめだった。Brewer氏のブログ(およびHacker News)にコメントした人たちは、彼らがScalaから離れて、エンタープライズJavaへ向かうように感じていた。Brewer氏はこれに対するフォローアップとして社名変更に対する疑問に答えるブログ記事を書き、これからもScalaにフルコミットすると述べている。また、彼らのプロダクトの表現豊かなScala APIをJavaに変換するのは難易度が高いため、LogamではまずはJava APIを公開している述べている。
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