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Eclipse Foundationが次世代IDE Eclipse Che 4.0をリリース

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原文(投稿日:2016/03/08)へのリンク

EclipseConにおいて、Eclipse FoundationがEclipse Che 4.0のリリースを発表した。これは、Eclipse Che クラウドIDEワークスペースサーバと、ユニバーサルなウェブベースIDEの最初の一般公開だ。EclipseConのオープニングの基調講演で、Tyler Jewell氏がIDEの発展と未来について話し、クライアントでブラウザだけを使ってコーディングできる分散ワークスペースを提供するEclipse Cheの利用方法をデモして見せた。

Eclipse Cheのプロジェクトリーダーで、Codenvy社のCEOであるTyler Jewell氏は、プロジェクトのゴールについて次のように述べた。

Eclipse Cheは、ユニバーサルなワークスペースで開発を推進します。ワークスペースを持ち運びできるようにすることで、どこでも再配置可能にし、アジャイルプロセスの一部となるオンデマンドの環境を開発チームに提供します。

Codenvyは、しばらくの間、ウェブベースのIDEを開発してきた。その中心となるのは、2014年の夏にEclipse Foundationへコードベースを寄付したことだ。その時から、Microsoft、Red Hat、SAP等の他の商業的パートナーもEclipse Cheプロジェクトに参加し、他にも、Vaadin、IBMのBluemix DevOps Services、SmartBear、SourceGraph、Tomitribe、eXo Platform等が熱心に試してきている。

Eclipse Cheは、共同のワークスペースサーバを提供し、プログラマは個別にコードを開発したり、ワークスペースを共有したりできる。そのため、プログラマ個人とチームは、共有の、または、個別のプロジェクトで一緒に働くことができる。これらのことは、RESTフレームワークにより実現され、リモートでコミュニケーションしたり、ワークスペースデータを利用したりするのに、従来のデスクトップIDEを使ったり、クライアント側はウェブブラウザ以外何も必要としないJavaScripクラウドIDEフロントエンドを通したりできる。

Eclipse Cheはプラグインフレームワークを持ち、プラグインを作成して、アップロードして、サーバにインストールできる。これにはスタックの準備も含まれ、様々な言語やツールをフレームワークに追加できる。

Eclipse Cheは、ランタイムイメージフォーマットとして、Dockerを使うように設計されたので、Eclipse Cheを使い始めるのは、非常に簡単だ。Getting Startedページでは、直接製品をインストールする方法と、Cheのランタイムイメージ codenvy/che を構築するために、Dockerを使う方法の両方を紹介している。

Eclipse Foundationの専務取締役、Mike Milinkovich氏は、次のように述べた。

Eclipse Cheは、開発者がIDEをビルドして使う方法を再考しています。より柔軟で活動的な開発者の作業経験を作り出すために、Docker、Java、そして、JavaScriptを使います。Eclipse Cheの初期のフィードバックは傑出したものでした。ダウンロード数や外部の貢献者数などすべての点で、Cheは信じられないくらい成功したオープンソースプロジェクトでした。

Eclipse Cheは、Eclipse Cheページからダウンロード可能で、ソースコードは、公開されたGitHub上で開発されている。大量のドキュメントがあり、プロジェクトについてより多くの情報を含むブログもある。

 
 

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