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Apple、OSXとLinux向けにSwift 2.2をリリース

原文(投稿日:2016/03/21)へのリンク

Appleがモバイルおよびサーバー向けプログラミング言語の最新バージョン、Swift 2.2をリリースした。これはApple社外のコントリビューター212名を含むオープンソース開発者がコントリビュートした、最初のSwift公式リリースになる。その一部はタイポであり、AppleがSwiftをオープンソースでリリースして数日のうちにコントリビュートされた。Swiftを率いるChris Lattner氏はこう述べている。

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今回のリリースにはSwiftのEvolution Processに従って行われた多数の機能強化も含まれており、Apple社外のコントリビューターが提案したものもある。

Swiftプロジェクトは拡大し、これまで優れた作業をしてきた人たちのために、リポジトリに直接コミットできるようになっている。

Swift 2.2は公開されたAppleのXcode 7.3リリースにも含まれている。この公式リリースは、Swift 2.2を使ったiOSアプリケーションがAppleStoreに提出できることを意味している。Linuxビルドには、Ubuntu 14.04と15.10用の公式バイナリが利用できる。しかし、Linuxポートはまだ完全ではない。標準のSwiftコアライブラリにある多数のコンポーネントが欠けており、今年後半のSwift 3で登場する予定だIBM Swift sandboxは現在、Swift 3.0の開発ビルドで動いているが、Swift 2.2オプションも近い将来追加されるかもしれない。

Swift Package Managerの開発は進行中であり、まだ公式ビルドの一部ではない。これもSwift 3.0でのリリースが予定されている。

Swift Programming Language ePubのアップデート版とHTMLバージョンがAppleのサイトで入手できる

Swift 2.2での変更点

Swift 2.2には多数の変更点があり、以前のバージョンで書かれたソースコードに影響を及ぼすだろう。これには以下のようなものがある。

  • Cスタイルの for ループならびに、インクリメント(++)・デクリメント(--)演算子の削除
  • 関数はもはやカリー化された引数を直接とるよう定義できなくなる。代わりに、オペレータを1つとる関数を返す。
  • Objective-Cのセレクタは、Selector("doSomething") の代わりに #selector(doSomething) を使って参照できるようになり、コンパイル時にチェックされる。
  • ほとんどのキーワードが引数ラベルとして使える。
  • 付属型(もしくは関連型)をプロトコルに関係づけて、プロトコルを採用したクラスにジェネリクスを持てるようになる。

言語に関するドキュメントには、これまでおそらく明確ではなかったARC(Automatic Reference Counting)の説明も含まれている。

Swift 2.2はSwiftのウェブサイトからダウンロードできる。

 
 

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