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GitHubでエピックを扱うZenHub Epics

原文(投稿日:2016/04/05)へのリンク

GitHubベースのプロジェクト管理ツールであるZenHubが新たに“Epics”を公開した。この新しいツールはGitHubのイシューとその管理を完全に作り直したものであり、GitHub内でプロダクトのロードマップを完全に管理できる。

ZenHub Epicsはアジャイルのエピックを開発者のワークフローに統合する。アジャイルのジャーゴンでは、エピックは、より大きなユーザストーリーであり、複数のイテレーションで実装必要があるため、より小さく扱いやすいユーザストーリーに分解される必要がある。GitHubを使っている開発者はGitHub内でエピックを作る簡単な方法がなかった、とZenHubは言う。または、JIRAのようなGitHub以外のツールを使うしかなかった。ZenHub Epicsを使うことで、GitHub内で完全なプロダクトバックログを計画することができる、とZenHubは言う。

ZenHub Epicsは開発者が大きなユーザストーリーを複数のサブタスクへ分解し、その完了を追跡できるようにする。既存のGitHubのイシューにエピックを追加したり、新しいイシューをその中に作ることもできる。加えて、イシューはいつでもエピックに変換して複雑になり過ぎてしまうことに対処できる。

 ZenHub EpicsにはZenHubの“Boards”タブと統合することもできる。BoardsはGitHub内でカンバンでイシューを管理できるツールだ。Boardsはイシューをユーザの定義した条件でまとめ、プロジェクトの状態に対して素早いオーバービューを提供する。Epicsはユーザの他のイシューの横に表示され、エピックによってイシューをフィルタすることもできる。

InfoQはZenHubの共同創業者であるMatt Butler氏にEpicsについて話を聞いた。

ZenHub Epicsの利点は何でしょうか。

EpicsはGitHubのイシューに階層を提供します。開発者はEpicsとBoardsをペアにして、次のリリースのゴールに向けての道を簡単に視覚化します。エピックを使って開発タスクを計画することによって、開発者はリリースに間に合わせることができ、最終的には技術負債を低減できます。そして重要なのが、EpicsはGitHubのインターフェースに直接表示されるので、開発者はよく知っている環境のまま使うことができるのです。

マネージャにとってZenHub Epicsの利点は何でしょうか。

ZenHub Epicsによって、マネージャは開発チームが毎日扱っている、プロダクトのバックログをGitHub内部で共有できます。サードパーティのツールを使わずに、GitHub内部ですべてのスプリント計画をホストすることできます。また、ZenHubは既存のGitHubのデータを使うので、情報は常に最新になっています。ZenHubとZenHub Epicsはチームのすべての人、開発者、マネージャや経営幹部のために“ひとつの真実”を作ります。

ZenHub EpicsはJIRAのエピックのサポートと比較するとどうですか。

JIRAは非技術的なマネージャにもとても人気です。一方、ZenHubはアジャイルチームと技術管理に特化して作られています。

まず、ZenHub Epicsはオーバヘッドが少ないです。許可の構造がシンプルであり、柔軟で、セットアップにほとんど時間がかかりません。必要なことをするためのツールを求めているアジャイル開発チーム向けなのです。

大きな違いは、ZenHubがGitHubの内部に表示されるというものです。この特徴はZenHubだけが提供するものですが、これはどういう意味があるのでしょう。

  • ひとつのツールに集約することで、“情報のサイロ”を除外し、ツールセットを統合できます。

  • “コンテキストの変更”はコストがかかります。特に開発者にとっては。ZenHubは“コンテキストの変更”にかかる無駄な時間を削除します。プロジェクトマネージャは開発者へのタスクのリマインドにかかる時間が少なくなります。開発者はよりプロジェクトマネジメントのプロセスに従うようになります。GitHubという開発者の環境にホストされるからです。

ZenHubはTrelloに似ており、ドラッグアンドドロップで使えるプロジェクトマネジメントツールであり、GitHub上で使え、完全にGitHubに統合されます。オープンソースプロジェクトでは無料でk使えます。ZenHub 2.0は数ヶ月前に発表されました。複数リポジトリのサポートやバーンダウンチャート、時間の見積もり、GitHubのオンプレミスのサービスのサポートを提供します。

 
 

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