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Kevin Miyashiro氏がAgility Readiness Canvasを公開

| 作者: Savita Pahuja フォローする 3 人のフォロワー , 翻訳者 吉田 英人 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2016年8月8日. 推定読書時間: 4 分 |

原文(投稿日:2016/06/18)へのリンク

Agile GurusTeraSys Technologiesの創設者であるKevin Miyashiro氏は先頃,“Agility Readiness Canvas (ARC)”について記事を執筆した。Agility Readiness Canvasとは,組織のアジャイル転換成功を支援するためにThe Agile Gurusが開発したビジネスアジリティ転換システムである。

Miyashiro氏は,Agility Readiness Canvaの特徴として次の点をあげている。

  1. 共通言語 (業界用語なし!)
  2. 実践を支援するプロセス群
  3. 効果測定と優先順位変更のためのツール

ARCシステムの第一歩は,現時点でのビジネスを評価してビジネスのベースラインを形成することだ,と氏は説明する。このビジネス評価で得られた知見に基づいて,変革プロジェクトの優先順位リストが作成される。ここで立案された変革プロジェクトをビジネススプリント(Business Sprint)と呼ぶ。ビジネススプリントの実行と合わせて,各ビジネススプリントの成果を測定する。ビジネススプリントがビジネス全体に与えた影響を評価するため,定期的にビジネスの再評価(Business Reassessment)を実施する。

現在のアジャイル実施状況の評価が完了すると,その状況がARCダッシュボードに掲示される,とMiyasato氏は説明する。ARCダッシュボードは下図に示すような,ARCアセスメントの関するあらゆる情報を含んだWebベースのツールである。

Miyashiro氏は,アジャイルコーチに対するキャンバスのメリットを,次のように述べている。

ARCのシステムとプロセスを理解することにより,他のビジネス領域を変革する意思決定プロセスに必要な情報を取得し,それらに影響を与える素晴らしいポジションに立つことができます。それによってアジャイルコーチングの成功がより確実なものになるのです!

InfoQはキャンバスについて,Miyashiro氏にインタビューした。

InfoQ: キャンバス作成に参加を期待されるのは組織内のどのような立場の人たちであって,その作業にはいつ着手するべきなのか,説明して頂けますか?

Miyashiro: キャンバスの主な目的は,一般的に変革をリードする立場にある上層部管理者に対して,必要な情報を提供することです。しかしながら,360度の完全な視点を実現するためには,事業環境全体のインプットを提供する必要があります。それが欠けていれば,データの死角によって誤った結果を提供することにもなりかねません。ですから,データ収集の調査部分に関しては,全部門の全社員が参加することが理想です。顧客やパートナ,ベンダからの調査情報の収集も極めて重要です。そういった組織外の人たちは,ビジネス内部で活動する者とはまったく違う視点を持っていることが少なくないからです。

キャンバスはいつでも立ち上げられますが,一般的に私たちは,情報分析を四半期に一度に限るように勧めています。評価が完了して短期間の変革スプリントを実行し,ビジネス上の意味のある成果を得るためには数ヶ月必要ですから,3ヶ月以内に次の評価を実施しても,多くの洞察を新たに得ることは期待できないでしょう。

InfoQ: キャンバスを使用するメリットは何ですか?

Miyashiro: 最大のメリットは,意思決定者に総合的な情報を提供できることです。多くの組織は“試験のための試験”,つまり,十分な計画の下での長期的な変革活動への投資に対して,小規模な変革プロジェクトを試そうとします。試験をするという姿勢はよいのですが,“これは試験なんだから,何かやってみて,何が起きるか試してみよう”というような考え方のチームが多いのです。試験をすれば何らかの結果が得られるのは当然ですが,大切なのは,その結果が望んだものなのか,そもそも価値があるものなのかを知ることです。

InfoQ: キャンバスを使うメリットがあるのは,どのようなタイプの組織なのでしょう?

Miyashiro: アジリティを語るときには,ビジネスのコンテキストを前提としていることが多いのですが,アジリティは今や,学校や非営利団体など多くの組織でミッションクリティカルなものになっています。基本的に,毎年新たな境地を開拓している組織であれば,今よりもアジャイルになる必要があります。

そうは言っても,現時点で最も支援を必要としているのが,テクノロジ,中でもクラウドベースのソフトウェアに翻弄されている組織であることは明らかです。クラウドベースのアプリケーション,特にいくつものソフトウェアツールを統合したサードパーティ製品は,100人の社員によるローテクチームよりも,10人のチームの作業速度向上とアジャイル化を実現できます。それが結果として,大規模で動きの鈍い競合他社を,1年と経たずに駆逐する原動力になるのです。

Business Agility Canvasの簡単なイントロダクションがYouTubeで公開されている。

 
 

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