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Scrum Allianceの役員が辞任

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原文(投稿日:2016/07/11)へのリンク

Steve Denning,Stephen Forte両氏が,方向性の変化を理由にScrum Allianceの役員会を辞任した。現在の指導部の方針が,“アジャイルマニフェストの理念と実務世界の転換というScrum Allianceの使命に反している”,という理由からだ。

Dennig氏は,氏らの今回の行動についてツィートで公開するとともに,自らの辞表の内容も公開している

辞表の中で氏らは,現在の指導部による“新たな方向性”と,それがアジャイルやスクラムの原則にいかに反するものであるかを論じている。

過去6ヶ月ないし8ヶ月にわたって組織は,現在の指導部の下で新たな方向性をとっています。私たちはそれがアジャイルマニフェストの原則,および実務の世界を変えるというScrum Allianceの使命に反するものだと考えます。私たちは方向性の是正を試みていますが,一貫した抵抗にあっています。
過去2ヶ月間で4名が辞任したため,Scrum Alliance役員会の現在のメンバは,議長のPete Deemer氏,副議長のLisa Hershman氏,書記のRafael Sabbagh氏,役員のEric Engelmann氏とPete Behrens氏,業務執行役のManuel Gonzalez氏の6名となっている。
 
InfoQが執行役のManuel Gonzalez氏にコンタクトを取ってコメントを求めたところ,氏は以下の文章を,議長のPete Deemer氏の署名入りで返送してくれた。

Scrum Alliance役員会の代表として,私はSteve Denning,Stephen Forte両氏の辞任を受諾しました。そして今週初め,2人の独立取締役としてDennis McCuistion,Richard LeBlanc両氏を新たに任命しました。いずれもコーポレートガバナンスと倫理性の両面で広く認められた専門家です。

Scrum Allianceは役員会の運営において,最高レベルの倫理と整合性の維持を確約します。今後私たちは,実務の世界を変革するための実践と原則において個人やリーダ,組織を指導するという,Allianceの使命を共有する役員会メンバの選定プロセスに改めて着手したいと考えています。

新たなメンバについては,コーポレートガバナンスと倫理性で広く認められた専門家とされる一方で,スクラムコミュニティにおける立場や,実際にスクラムを使用した経験に触れていないのは注目すべき点だ。
 
InfoQはDenning氏に,氏とForte氏の決断にある背景と,今後の計画について話を聞くことにした。

お二人は2011年からScrum Allianceの役員会のメンバとして,組織の戦略的な方向性の決定に尽力されてきたのですが,どのような理由から辞任することになったのでしょう?

実はこの2ヶ月足らずの間に,4名の役員がScrum Allianceの役員会を辞任しているのです。

Stephen Forte氏と私が辞任した理由は,6月7日に公開した書面に書いたとおりです。

私のこちらの記事でも,詳しく説明しています。

その中でTodd Little氏が,次のように述べています。“アジャイルマニフェストはその冒頭で,ツールやプロセスよりも個人と対話が重要であるとうたっています。しかし,実際に市場に出回っているのは,プロセスとツールばかりではないでしょうか?現在のアジャイルは,プロセスとツールにあまりにも偏り過ぎています。その一部は,経済的活動の結果によるものです。アジャイルの思想であるべき部分が,プロセスとツールを探し,購入するという行為になっているのです。”

現在のScrum Allianceの戦略に望まれるのは何でしょう – 何を重視していくことが必要なのでしょうか?

辞任の発表に書いたように,実務世界の転換というScrum Allianceの使命には,私たちも強く同意しています。

その中で私たちは,次のようにも書いています。“世界規模や地域別の会合での新たなアプローチといったエキサイティングなイニシアティブ,Learning Consortium for Creative Economyの立ち上げ,世界有数の経営思想家とのウェビナ実施などは,実務世界の転換というScrum Allianceの使命を具現化したものと言えます。”

ソフトウェアの範囲を越えたアジャイルと,実務世界のリエンジニアリングの重要性を説く上で,お二人は指導的な支持者となってきましたが,今後もこの仕事を続けますか?

アトランタのAgile 2016カンファレンスでは,いくつかのセッションに参加する予定です。

Learning Consortium(独立非営利法人)での仕事はとてもエキサイティングです。2016年にはMicrosoft,Ericsson,Riot Games,BWM,Barclaysが現場を訪問してくれました。来週にはSpotify,CH Robinson,Cernerが訪問する予定です。Learning Consortiumの成果は,オーストリアのウィーンで2016年11月に開催されるDrucker Forumで発表される予定です。そのセッションにはGary Hamel氏が参加します。

これについては,Drucker ForumのWebサイトに掲載があります(第2日)。

Large-scale Organizational Transformations Enabling Rapid Business Innovation

主催: Learning Consortium – Microsoft, Ericsson, CHRobinson, Riot Games, Barclays, Cerner, Spotify, Scrum Allianceなどの企業グループが,革新的な管理プラクティスの開発と普及に取り組む。
モデレータ: Steve Denning – Learning Consortium役員会メンバ,Forbes寄稿者

·       パネル: Learning Consortiumより役員2名 (未定)

·       討論参加: Gary Hamel

今後さらに広がるアジャイルコミュニティの中で,あなた方の役割はどのようなものだと考えていますか?

マネジメントのアジャイル転換を進めていく上で,今後もLearning Consortiumは大きな役割を担うことになると信じています。堅牢で高いスケーラビリティを持つ上に,複雑性にも対応可能なアジャイルマネジメントは,仕事をする人たちに活力を与えると同時に,顧客を中心とした継続的イノベーションにもよくフィットします。

Learning Consortiumはまた,たとえ官僚的マネジメントが深く根ざした古く巨大組織であっても,実践家たちによるアジャイル転向が成功すると確信しています。何しろアジャイルは,すでにハーバードビジネスレビューも認めているのですから。

実際に私たちは,企業全体をアジャイルにする方法を習得しているのです。

Staat NetworkのPeter Stevens氏は,Learning Consortiumでの自身の意見と,Scrum Allianceで何が起こっているのかをこちらに投稿している。

スクラムガイドの最新版が先週リリースされた。コミットメント,勇気,集中,オープン性,尊重といったスクラムの価値に重点が置かれている。

 
 
 
 

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