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QConSF: 男性と女性の管理方法は本当に違うのか?

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原文(投稿日:2016/11/19)へのリンク

WiRLMitch Shepard氏が"男性と女性の管理方法は本当に違うのか?”というセッションを開いた。Shepard氏は、なぜITコミュニティのリーダーや役員に女性が少ないのか、なぜそれが組織に害を及ぼしうるのか、どうやって状況を改善するのかを説いた。

 

Shepard氏は、”イノベーションとクリエイティビティは、思考の多様性と密接に関わり合っている”ことを示すデータを引き合いに出し、ジェンダーを含め、思考の多様性は、様々に違う人員を持つことによってもたらされると言及した。会社の役員に女性が3人以上いる場合、この多様性は会社に財政的な恩恵をもたらすという。高い売上利益率、高い投下資本、そして株主に高い総利回りなど、Shepard氏はダイバーシティの重要性(カタリスト, 2014)からほんの一部を紹介した。ほとんどの組織においてエントリーレベルの地位は男性と女性で半々である一方、Shepard氏が引用したマッキンゼーのレポートによると、ミドルレベルやシニアレベルにおける女性管理職の割合は著しく落ち込み、女性役員は19%、女性CEOはわずか4%しかいない。

 

職に応募する際、男性と比べて女性が感じる適性と自信のレベルの変動は大きい。男性は通常、職務説明書で要求されているスキルの60%に合致していれば十分な自信を持って応募に臨む一方、女性は100%が合致しないと応募する自信が持てない。

 

Shepard氏は次に、この情報を基に何をすればいいかということを語った。女性がリーダーシップへの道から外れないように応援するのに有効な4つのアイテムを紹介し、ITコミュニティのメンバーはリードすることが何を意味するか、それに対する認識にチャレンジしなければならないと指摘した。女性の貢献に感謝すること、邪魔されずに意見を出せる場を保証すること、女性が提案したアイデアを繰り返すこと、メンターやスポンサーを務めるといったプラクティスは、女性1人ひとりのリーダーシップへの転向を応援するのに非常に役に立つ。一方、企業文化の考え方についてより学ぶことは、女性の働くモチベーションを下げる。

 
 
 

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