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ApprendaがKubernetesの運用を自動化する‘Kismatic Enterprise Toolkit (KET)’をローンチ

| 作者: Daniel Bryant フォローする 823 人のフォロワー , 翻訳者 吉田 英人 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2016年12月19日. 推定読書時間: 5 分 |

原文(投稿日:2016/11/13)へのリンク

米国シアトルで開催されたKubeConにおいて,Apprendaが‘Kismatic Enterprise Toolkit (KET)’のバージョン1.0.0をリリースした。同社が有償サポートを提供するオープンソースである。KETは開発者とオペレータを対象に,実用レベルでKubernetesコンテナオーケストレーションクラスタの設計,デプロイ,運用を自動化するための統合化ツールセットを提供する。ApprendaのGitHubアカウントからKETアプリケーションスイートと,Apache 2.0ライセンスでリリースされたソースコードを入手可能だ。

今年の初め,GoogleによってCNCF(Cloud Native Computing Foundation)寄贈されたオープンソースのコンテナオーケストレーションプラットフォームであるKubernetesは,コンテナにパッケージされたアプリケーションと‘マイクロサービス’の大規模運用におけるデファクトメソッドを目指して,Docker SwarmApache Mesosといった競合ソフトウェアに挑んでいる。GitHubのKubernetesプロジェクトには1,000人近い個人コントリビュータが参加し,コミュニティによる関連プロジェクトも数多く立ち上がっている。Apprendaのブログによると,これは活発なエコシステムが成長している兆候ではあるものの,“いずれの製品もエンドツーエンドのライフサイクルのベストプラクティスの提供や,企業ユーザ向けのデフォルト製品となるには物足りない”。

KETは,‘信頼性の高いKubernetesプラットフォームを運用するためのベストプラクティス’を体系化すべく,次のような機能を備える。

  • ‘実用レベルに設定された’Kubernetesクラスタの起動と運用を最小限のコマンドで実行できる,シンプルかつ直感的な‘kismatic’CLI指向インターフェース。
    • HashicorpのTerraformのスタイルを踏襲したインタラクティブな‘kismatic install plan’コマンドにより,Kubernetsクラスタに必要なコンフィギュレーションを指定した‘kismatic-cluster-yaml’ファイルを生成可能。
    • ユーザはこのファイルの修正とレビューを行なった後,‘kismatic install apply’コマンドでコンフィギュレーションファイルの内容の検証と,定義されたKubernetesクラスタの構築を行なう。
    • インストール後は,‘kismatic’ツールを使って,クラスタのスケーリングとネットワーキングに関する基本テストを実行する。
  • LDAP/AD統合と詳細なRBACポリシに基づく,上流エンタープライズクラスのセキュリティを装備。
  • 分散型ヘルスチェック(Kuberang)や標準的なKubernetes Web UIダッシュボードなどをデフォルトのクラスタサービスとして用意。
  • 詳細な‘マイクロセグメンテーション’,ITセキュリティポリシのサポート,BDPベースのルーティング,仮想分散ネットワーキングの純粋なレイヤ3コンフィギュレーションを提供する,クラウドネイティブなSDN(Software Defined Network)コントロールプレーンのProject Calicoとの統合。
  • 透過的なサービス間通信,トレース,TLS(Transport Level Security),TwitterのFinagleをベースとするルーティングを提供する,RPCベースのマイクロサービス実装レイヤであるLinkerdとの統合。
  • KETコンポーネントの最新版を企業のファイアウォールの内側へも容易に配布するための,RPMおよびDebianパッケージのメンテナンス。
  • 内蔵されたプライベートコンテナレジストリにより,運用オペレータが,ただひとつのコマンドで自社の分散サービスをデリバリ可能。
  • HA/FT Kubernetesクラスタを実用レベルでデプロイし運用するための,文書化および体系化された推奨資料。
  • 主要なプラットフォーム上での運用に対する有償サポート。具体的には,
    • Red Hat, CentOS, Fedoraなど,systemdをサポートする全バージョンのLinux。
    • Ubuntu, Debian, CoreOS。
    • Bare Metal, VMware, OpenStackなどのプライベートクラウド。
    • AWS, Packetなどパブリッククラウド。

KETと市場において競合するのは,同じくオープンソースのKubernetesコンポーネントとプロプライエタリな追加機能をバンドルし,‘GIFEE(Google Infrastructure for Everyone Else)’へのデプロイを目的とする商用のKubernetesディストリビューションであるCoreOSのTectonic,商用サポートの提供を目的に,同社のJuJuデプロイメントテクノロジを使用してクラスタの構築と管理を行なうCanonicalのKubernetesディストリビューション,KubernetesとDockerを使用して商用サポート付きのPaaSを提供するRed HatのOpen Shift 3GKE(Google Container Engine)を始めとするKubernetesのマネージドサービス,Platform9のKubernetesベースのCaaS(Container-as-a-Service)などだ。

ApprendaのKET(Kismatic Enterprise Toolkit)リリースに関する詳細な情報は同社のブログから,コードは同社のGitHubアカウントのKismaticサブフォルダ(ハイレベルのKETロードマップも含まれている)から,それぞれ入手可能だ。Kismatic Users Google GroupKismatic Slackチャネルも用意され,公開フォーラムでのユーザからの質問を受け入れている。

 
 

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