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Visual Studio 2017でSSH経由でGitをサポート

原文(投稿日:2017/03/28)へのリンク

Gitは、ほとんどの開発者にとって必須のツールキットでないにしても、成長し続けており、その多種多様な機能にアクセスできるようにすることは、最近のIDEにとって重要な要素である。マイクロソフトは、Visual Studio 2017でコマンドラインからGitを使う代わりに、UIから開発者が利用できるGit機能の数を増やしてきた。

新機能には、VS2017のGitクライアントに対するSSHサポートが含まれている。マイクロソフトのKayla Ngan氏は、VS2017にて、Gitサポートのためにgit.exeの使用に切り替えることで、これが可能であることを確認している。以前のVisual StudioのGitサポートでは、リポジトリをホストしているサーバでhttps を設定する必要があり、アクセシビリティが制限されていた。残念ながら、IDE内からSSH経由でリポジトリをクローンできないため、完全なSSHサポートには達していない。代わりに、リポジトリをVisual StudioのDeveloper Command Promptからクローンできる。そして、その後必要に応じて、リポジトリに対してプッシュやプルなどをすることになる。Ngan氏は、IDE内からクローンする機能は、将来のアップデートで追加されると述べている(これは、https経由のGitリポジトリのククローン作成に影響する)。

別の新しいGitの追加機能はGit(Team Explorerの下)のGlobal Settings画面にある。push --force-with-leaseを追加する新しいオプションがあり、それによって、(上流ブランチの変更で)他の人の作業を上書きしないように、プッシュを実行する前に警告できる。警告はプッシュを防止するのではなく、これが作業者の意図通りであることを確認する機会を提供する。

VS2017では、diffの表示と比較がより簡単になる。外部へのコミットの概要は、Syncページから確認できる。これには、リポジトリのコミットのLocal Historyを表示する機能と、Compare Commitコンテキストメニューオプションで2つの異なる差分を比較する機能が追加された。

リクエストされたGit機能がいくつか追加されており、将来のロードマップに残っている。

VS2017を使う開発者のワークフローで頻繁に報告されたエラーメッセージは“インデックスが配列の範囲外である”であった。ユーザのRainによれば、解決方法は、プルリクエストをする前に変更をコミットすることであり、別のユーザのTonyは、エラー発生と同時に、あらゆるプッシュを無効化することであると示した。

VS2017とGitに関する詳しい情報に興味がある人は、マイクロソフトのクイックスタートガイドを参照することができる。このガイドには、以前のバージョンのVisual Studioを使用している方のための説明が含まれている。

 
 

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