マイクロソフトでは、新機能を開発するためにVisual Studio Previewトラックをテストベッドとして使用し、追加機能が実際にどのように機能するかをテストするために一般公開版を使用する。これにより、開発者は何が開発されているかを知る機会を得ることができ、マイクロソフトに製品がどのように動作すべきか早期にフィードバックできるようになる。
このアップデートのバージョンタグは15.2であり、VS2017で提供されるワークロード機能を拡張しようとしている。新しい"Data Science and Analytical Workload"がこの15.2プレビューでデビューした。このワークロードは、Python、R、F#用のツールをインストールして、マシンモデルのビルドとデプロイの全サイクルをサポートする。
TypeScript開発者は、さまざまなバージョンのTypeScriptコンパイラを同一環境にインストールすることができる。現在、TypeScript 2.1と2.2がサポートされている。使用するTypeScriptのバージョンの設定はプロジェクトのMSBuildファイルで行う。説明はここ(詳細は、<TypeScriptToolsVersion>
プロパティを参照)。マイクロソフトのBowden Kelly氏は、バージョンの指定方法は近い将来にアップグレードを予定しているため、通常のプロジェクトの設定ページで指定できるようにしていると述べている。
F#開発者は、彼らが好む言語F#をサポートするツールの改善に気づくことになるであろう。例えば、F#コードに表示されるツールヒントのための"Go to Definition"機能、ソースファイルの色付けの改善、パフォーマンス改善がある。
VS IDEのTeam Explorerコンポーネントには、重要な機能の復帰を含め、いくつかのバグ修正と改善が行われた。以前のプレビューアップデートではTeam Explorerでソリューションファイルを表示する機能が削除されたが、ユーザからのフィードバックによって、元の動作に戻した。Gitベースのプロジェクトの処理に関するいくつかのバグが修正され、リモートリポジトリにアクセスする際のパスワードに対する処理が改善された。
すべてのVisual Studio Previewビルドの場合と同様、これはGoLiveライセンスで提供されることはなく、本番コンピュータでの使用を目的としていない。Visual Studio Enterpriseプレビュー用のインストーラは、マイクロソフトから直接入手できる。VS Previewプログラムに関する一般的な情報は、すべてのデータを含む完全リリースノートと共に入手できる。
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