最近リリースされたMicrosoft SQL Server 2017は、プラットフォームに依存しないアプローチでツールを提供する方法を模索している。これはマルチプラットフォームに対応したSQL Server 2017に採用された「ハイブリッドクラウド」という用語によって証明されている。両方を見てみよう。
Microsoftは10年近くクラウドベースサービスの採用を推進している。2010年2月のデビュー以来、Microsoft Azureは同社の重要な部分を占めている。しかしながら、クラウドだけのソリューションを展開できないこともある。コストの問題であったり、厳密なセキュリティ要件によるものであったり、いくつかのプロジェクトではオンプレミスに配置する必要がある。
今秋開催されたPASS Summitにおいて、MicrosoftのSQL Serverに対するマーケティングに変化が生じているようだ。同社は、従来型のオンプレミスのみのインストールと、完全にクラウドのみの環境との中間として「ハイブリッドクラウド」という用語を使っている。必要によりオンプレミスでSQL Serverを実行していて、クラウドがOKになってAzure SQL Databaseを使用する場合に、クラウドに移行するためにAzure Database Migration Serviceを提供する。
これは用語だけの小さな変更に見えるかもしれないが、実際にはさらに大きなことである。SQL Server 2017はネイティブでLinuxサポートしており、簡単にコンテナ化できる機能が追加されている。Microsoftは企業として、Windows 10 / Windows Server をホストOSとして使用するように顧客に推奨している。SQL TeamはMicrosoft OSにロックインすることなく、最高のSQLデータベースを提供する余裕がある。これは開発者とDBAが、最も適した既存の環境でSQL Serverを使用できるということである。
さらに、新しく発表されたMicrosoft SQL Operations StudioはSQL Server、Azure SQL Database、Azure SQL Data Warehouseを管理するクロスプラとフォームのツールである。このツールはWindows、Linux、macOSで動作し、OSに依存しないアプローチのもうひとつの例である。このツールの詳細はまだ限られているが、VS CodeでとられたのとどうようにElectronベースのアプローチである。このアプリケーションは、近い将来にリリースされて、VS Codeと同じようにオープンソースで開発されている。
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