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MicrosoftとAWSが機械学習で協働

原文(投稿日:https://www.infoq.com/news/2017/11/microsoft-aws-gluon)へのリンク

MicrosoftAWSは最近、ディープラーニングと人工知能(AI)の民主化を狙って新しい協働をすると発表した。GluonはMicrosoft ResearchとAmazon AIの共同努力であり、機械学習を使った開発ソリューションをより簡単に、より早く作ること目的としている。

Gluonはオープンソースのディープラーニングであり、ニューラルネットワークソリューションで、PythonベースのAPIを提供している。ビルド済みのニューラルネットワークコンポーネントで構成されており、それはその場ですぐに作られ、コンポーネントの定義、デバッグ、イテレート、リユースを容易にするアルゴリズムのトレーニングに利用できる。

Gluonsは、ダイナミックグラフといった、他のフレームワークにはないプログラミングテクニック、また自然言語プロセスによく見られるスパースデータをサポートしている。

リユースは複雑なモデルを定義するライブラリによって促進される。ハイブリダイゼーションと呼ばれるテクニックによりグラフが計算され、後のイテレーション用にリユースできるようキャッシュしておける。加えて、これらのグラフはモバイルデバイスで扱えるようにエクスポートすることもできる。

Gluonは、複数のGPUにまたがってモデルをスケジュールし、自動分散するメカニズムを通じて計算効率を改善する。

Gluonは現在、AmazonのAIフレームワークであるApache MXNet 0.11をサポートしており、今後のリリースではMicrosoft Cognitive Toolkitをサポートする予定である。ビギナーからエキスパートまでの経験領域をカバーし、フレームワークの取り掛かりに役立つチュートリアルが用意されている。Gluonの仕様書は、他のディープラーニングフレームワークを利用している開発者と組織が活用できるように公開されている。仕様書は、Apache MXNetの始め方を説明したインストラクションを含め、GiHubリポジトリから利用可能である。

Googleは現在のところGluonをサポートするグループには入っていない。2015年にオープンソース化されたGoogleのAIフレームワーク TensorFlow のサポート期間はない。

発表でDOCOMO Innovations のシニアリサーチエンジニアであるTakero Ibuki氏はこう述べている:

Gluonのインターフェースは、機械学習モデルのプロトタイプが容易となるため、われわれの機械学習ツールキットの重要な追加要素となると考えています。このインターフェースがもたらす効率性と順応性はわれわれのチームをよりアジャイルにし、これまで法外な時間の投資を必要としてきたやり方で実験可能にさせてくれるでしょう。

今回でAmazonとMicrosoftが人工知能におけるコラボレーションを発表するのは2度目となる。8月に両者はそれぞれのデジタルアシスタントが互いに機能するように組み込まれているサポートについて話した。このコラボレーションにより、MicrosoftのCortanaはAmazonのAlexaの小売知識を活用することができ、一方AlexaはCortanaの生産機能を活用することができる。

 
 

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