アトラシアンはBitBucket Server 5.13をローンチした。Git v2をサポートしリポジトリの検索方法を改善した。リポジトリのラベル機能とコミットに対応するプルリクエストをたどる機能を追加している。
Git v2はGit 2.18.0で導入された新しいワイヤプロトコルである。その中核となる利点はデータをフェッチする速度を改善する、さまざまなパフォーマンスの最適化である。これはとくにCI / CDサーバにとって有用である。これらは頻繁にBitBucketからリポジトリをクローンしビルドを実行するからである。
こうした最適化を成し遂げた主要な手法のうちの1つは、サーバサイドでの参照のフィルタリングを使ったものだ。以前はフェッチを実行する際、リポジトリにある単一の参照はすべてクライアントに送信されていた。これでは何千ものブランチやタグを持つリポジトリを処理する際に遅くなり、問題が多い。
Gitのコアチームはこれを成し遂げた方法を詳細に解説するというブログを公開した。またプロトコルの要点を説明する完全な仕様も公開した。
BitBucketでもリポジトリにラベルを付けられる。この目的はリポジトリが大量にある規模の大きな組織でそれらを検索し整理する際の助けとなることだ。
リポジトリのラベルは新しい方法を提供し、かつてないほど大量のリポジトリを検索して目的のものを見つけられます。最大5つのラベルを使って、言語やフレームワーク、サービスの種類などでリポジトリを識別できます。新しく入った開発者には?彼らがリポジトリやプロジェクト名を知るにつれて関連するサービスを簡単に見つけられるでしょう。
アトラシアンがBitBucketの検索を改善しようと実施したもう1つのことは、コミットにその由来となったプルリクエストへのリンクを表示したことである。追跡できるようにすることで、開発者がなぜコミットが承認されたのか、その元々の目的は何かを理解する助けとなることを目的としている。
BitBucket Server 5.13の完全なリリースノートはオンラインで読むことができる。
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