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Unity AR Foundationによるクロスプラットフォーム拡張現実アプリ

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原文(投稿日:2018/12/27)へのリンク

ゲームエンジンと同名のメーカーであるUnityは、AR Foundationプロジェクトの推進を続けている。これは、開発者がiOSとAndroidの両方で動作するARアプリを簡単に作成できるようにすることを目的としている。その最新リリースARKitのARWorldMapとUnityのLightweight Render Pipelineのサポートを追加している。

AR Foundationは、Android ARCoreとiOS ARKitの両方のコア機能をカバーすることを目的とした共通のAPIを公開しているため、単一のコードベースから両方のプラットフォーム用のARアプリを作成することができる。最初のリリースで、平面検出、デバイスの位置と方向の追跡、光の推定など、多数の基本的なAR機能のサポートを提供した後、Unityは現在その製品にさらに高度な機能を追加している。

その1つがARKit ARWorldMapのサポートである。これにより、共有された、あるいは永続的なエクスペリエンスの作成が可能になる。共有エクスペリエンスにより、複数のユーザが異なるデバイスを使用して同じARシーンを同時に見たり操作したりできる。各ユーザは自分の視点から共通の仮想環境を見ることができる。ARWorldMapでは、他の時点で保存および再作成できる永続的なARエクスペリエンスを作成することもできる。AR Foundationが現在サポートされているもう1つのARKit機能はフェイストラッキングである。これはユーザの顔の動きや表情をトラッキングすることを可能にする。

世界地図とフェイストラッキングのサポートは、当面はARKitのみ対応であることに気をつけてください。Unityは将来、同等のARCore機能のサポートを追加する予定であるが、詳細な計画は発表されていない。現在サポートされている機能のリストを下の画像で見ることができる。

iOSとAndroidの両方でサポートされている新機能はUnity Lightweight Render Pipelineである。これにより、Unityのシェーダーグラフを使用してシェーダーを作成できる。シェーダーグラフでは、シェーダー用のビジュアルエディタが提供され、それをARアプリで使用できる

UnityがAR Foundationのために取り組んでいる他の機能はリモート処理である。それは開発をスピードアップする目的でモバイルデバイスからデスクトップコンピュータにセンサーデータを流し込む機能である。そして、実際のデバイスを使用せずにテストを可能にすることを目的としたエディタ内シミュレーションである。どちらの機能も2019年中にリリースされる予定である。

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