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GoogleがCloud BigTableベータ版のレプリケーション機能を世界規模に拡張

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原文(投稿日:2019/03/20)へのリンク

Googleは,Cloud Big Tableベータ版のレプリケーション機能を拡張して,リージョン間あるいは世界規模でのデータ利用を可能にするフレキシビリティをユーザに提供することを発表した。さらに,すべてのユーザが任意のゾーンで,いつでもクラスタのレプリカを作成できるようになる。

GoogleのCloud BigTableは,Google Cloud Platform(GCP)上で展開されている,世界規模で分散されたワイドコラム型のNoSQLサービスだ。ギガバイトからペタバイトまで拡張が可能で,SearchやGoogle Maps,YouTubeなど他のGoogleサービスと同様,高いパフォーマンススループットと低い応答時間レイテンシを提供する。

昨年8月,Googleは同サービスのリージョナルレプリケーションを一般向けに提供したが,今回ベータ版として,世界規模にレプリケーション機能を拡大できるようになった。さらに,今回の新機能では,より近いデータへのアクセスを可能にするデータ分散が簡単にできるようになる,IoTセンサなど世界中のデータを一箇所に集中的に補完することが可能になる,複数のリージョンを使用して可用性や堅牢性を向上することができる,といったメリットもある。同社プロダクトマネージャのSandy Ghai氏は,ブログ記事での発表の中で次のように説明している。

レプリケートされたインスタンス内の全クラスタが読み込みと書き込みを受け入れることで,結果整合性(eventual consistency)を備えたマルチプライマリのレプリケーションを提供します。同じ大陸内でも,あるいは世界中のどこでも,ひとつ上のCloud Bigtableクラスタを追加することでセットアップすることが可能です。

 
出典: https://cloud.google.com/blog/products/databases/go-global-with-cloud-bigtable

新しいレプリケーション機能を使えば,Cloud Bigtableが使用可能な任意のゾーンを使ってレプリケーショントポロジを構成したり,既存のインスタンスにダウンタイムなしで新たなリージョン内のクラスタを追加したりすることが可能になる。さらに,このレプリケーションモデルは,インスタンスへのデータ書き込み中であっても,既存の任意のインスタンスに対するクラスタの追加および削除が可能であるため,インスタンスのレプリケーショントポロジをいつでも再構成することができる。Ghai氏は同じブログ記事内で,ユーザが既存のインスタンスにクラスタを追加した場合に何が行われるかを説明している。

  • まず最初に,すべてのデータが既存のクラスタから新たなクラスタに一括レプリケーションされる。
  • それ以降,任意のクラスタへのすべての書き込みは,インスタンス内の他のすべてのクラスタにレプリケーションされる。

ひとつのインスタンス内のすべてのテーブルが全クラスタにレプリケーションされる点に注意が必要だ。各テーブルのレプリケーションの進行状況は,GCP Console内のテーブルリストで確認できる。

Cloud Bigtableと比較可能なNoSQLサービスには,MicrosoftのCosmos DBとAmazonのDynamoDBがある。これらはすべてレプリケーションを備えており,Cloud Bigtableと機能には同等だが,データモデルのサポートやデータアクセス用のAPIに大きな違いがある。

最後に,GoogleはCloud BigTableの提供範囲を,ブラジル,インド,オーストラリア,中国を加えた17 GCPに拡大しており,さらなる追加も近く予定している。料金の詳細は価格のページで確認できる。

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