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CouchbaseがCloud DatabaseをAWSで一般供与すると発表

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原文(投稿日:2020/07/03)へのリンク

Couchbaseは先頃、フルマネージドなデータベース・アズ・ア・サービス(DBaaS)Couchbase Cloudの一般供与を開始すると発表した。このCloud NoSQLサービスは、現在はAmazon Web Services (AWS)上で提供されているが、今年末までにMicrosoft AzureとGoogleでも使用可能になる予定である。

今年初めにCouchbaseは、興味のあるユーザが試行可能なマネージドベータ版として、フルマネージドDBaaSのCouchbase Cloudを提供した。同社のプロダクト管理とビジネスオペレーションを担当するシニアバイスプレジデントのScott Anderson氏が、InfoQに、次のように説明してくれた。

今年2月、Couchbase Cloudを世界的に紹介したのですが、それ以来、Couchbase Cloud熱の上昇を目にして、とても興奮を覚えています。サブスクライブの殺到したベータプログラムが証明するように、Couchbase Cloudは、企業の現在のソリューションに対して、歓迎される代替策を提供しています。Couchbase Cloudの特徴は、市場で最もパワフルなNoSQLテクノロジを市場に持ち込んだ私たちが、それを完全マネージドサービスとして提供する点にあるのです。

Couchbaseの先日のブログ記事には、Anderson氏が、DBaaSサービスをクラウドで使用することによるユーザ側のメリットについて記している。 間に入るものは何もなく、カスタマ自身がリザーブドインスタンスを活用して、TCOを削減することが可能になる — 例えばAWSは、オンデマンド課金に代えてリザーブドインスタンスを選択すれば、75パーセント以上の節約になると宣伝している。さらにVPC内デプロイメントであることから、Couchbaseに格納されたデータは、カスタマの仮想プライベートクラウド環境に留まることになる。これにより、カスタマ自身のセキュリティに関するベストプラクティスを引き続き維持しながら、データのフルコントロー、そのセキュリティと(データの物理的な場所に関する)統治権を持つことが可能になるのだ。

AWS上のCouchbase Cloudは、Virtual Private Cloud (VPC)内のAmazon Elastic Kubernetes Service (EKS)上で動作する。さらにCouchbase Cloudは、Kubernetesオペレータ経由でのエラスティックスケーリング処理の自動化や、ワークロードの基盤となるAWSコンピューティングインスタンスへのマッピングに関するきめ細かなコントロールといった機能も提供する。カスタマはまずAmazon EC2でのコンピューティングをオーダした上で、Couchbaseにマネージドサービスをオーダし、実行する必要がある。さらにカスタマは、インフラストラクチャはAWSから、データベースサービスはCouchbaseから、別々に課金を受けることになる — これについては、Couchbase CloudがAWS Marketplace経由でサービスの提供と請求を行うことにより、将来的には一本化される予定である。

Azure Cosmos DBやAmazonのDynamoDB、MongoDBなど、他のDBaaSサービスと違うのは、CouchbaseがKubernetesアーキテクチャである点だ。Kubernetesオペレータを使用するCouchbaseデプロイメントはすべて、単一のコントロールプレーンで管理可能である。これによって企業は、自社データセンタ内にあるのか、あるいはパブリッククラウド上にあるのかに関係なく、Couchbase K8sクラスタ間でレプリケーションを行うことができる。さらに、CouchbaseがAzureやGoogle Cloud Platform(GCP)のサポートを加えるようになれば、マルチクラウドデプロイメントの統合管理も可能になる。

 
出典: https://www.couchbase.com/products/cloud

Anderson氏は言う。

ベータ版に関して私たちが受け取ったフィードバックの多くは、Couchbase Cloudのデプロイの手軽さと早さに関するものでした。コストパフォーマンスについても多くの反応を受け取っています。さらには、VPC内でのデプロイメントを行っていることに対する賛辞の声も、ベータテスト参加者から一貫して受け取っています。それはまさに、使いやすさ、クラスタ立ち上げの簡単さ、運用の容易さを備えた、未来のモデルなのです。そして、現在の環境を考えれば、アプリケーション開発への集中を支援する上で、これはさらに重要なものです。

Couchbaseの製品およびソリューションマーケティング担当VPのJeff Morris氏も、次のように述べている。

Couchbase Cloudは、パフォーマンスも、セキュリティやスケーラビリティも犠牲にしない、新たなコスト削減ソリューションを探すカスタマのために開発されました。旧式で高価なデータベースアプリケーションから、デプロイメントを通じて顧客と同じペースで成長することの可能な、適応性とパフォーマンスに優れたクラウドネイティブなデータベースに再構築ないし移行する上で、優れた基盤となるものです。プライス/パフォーマンスとコスト管理モデルにおいて、Couchbase Cloudを凌駕するものは見たことがありませんし、市場にも存在していません。

Couchbase Cloudは現在、Developer ProとEnterpriseという2つのパッケージで提供されており、開発およびテストに必要なレベルのサービス保証と、運用システム向けのビジネスクリティカルなサポートという違いがある。DBaaSサービスはAWSの北アメリカとEMEA(欧州、中東、アフリカ)リージョンで提供されており、今後拡張される予定である。AWSユーザであれば、自身のアカウントでCouchbase Cloudを実行して、30日間のトライアルを始めることができる。 

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