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Google ARCore Depth APIがサンプルコードと共に利用可能に

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原文(投稿日:2020/06/30)へのリンク

昨年末にクローズドベータ版でリリースされたARCore Depthは、ARCore1.18で利用できるようになった。最初の発表以来、Googleは選ばれたパートナーと協力して、このテクノロジーの魅力的なユースケースを作成してきた。

ARCore Depthは、depth-from motionアルゴリズムを使用して、環境の深度マップを作成し、オクルージョン検出をサポートする。深度マップを使用すると、どのオブジェクトがビューアに近く、どのオブジェクトが他の実世界のオブジェクトと重なって現れるかを判断できる。この機能は以前から利用できたが、AppleのTrueDepthカメラなどの深度センサーを搭載したデバイスでのみに限られていた。

ARCore Depth APIの公式リリースには、昨年のベータ版からの最小限の変更が含まれている。Googleは、新しい機能を追加する代わりに、多くの共同編集者と提携してサンプルを作成し、深度マッピングがARエクスペリエンスをどのように改善できるかを示すユースケースに焦点を合わせた。

SnapIncのリサーチエンジニアリングマネージャーであるSam Hare氏は「私たちは、どのような深度の機能を使用して構築するのが開発者にとってエキサイティングなのかを理解し始めている」と述べている。

Googleは、Google Playで公開されているARCore Depthを統合した多数のアプリケーションをリストアップしている。たとえば、Play Five Nights at Freddy’s AR: Special Deliveryは、オクルージョンを使用してゲームキャラクターをオブジェクトの背後に隠すことができる。また、TeamViewer Pilotは、ARアノテーションを使用して、専門家が仮想的にやり取りしている環境をより理解できるようにするリモートアシスタンスソリューションである。

GoogleはSnap, Inc.とも緊密に協力して、Snapchatレンズを作成した。これにより、レンズ開発者が使用できる新しいSnapchat Lensテンプレートが生まれた。特に、Depth Toyboxテンプレートは、深度データを使用して、表面の向きと遮蔽されたオブジェクトを推定する。Depthマテリアルテンプレートは、マテリアルと組み合わせて深度を使用する例を提供する。Underwater深度テンプレートは、深度を使用して水中シーンを作成する。

これに加えて、Googleは2つのGitHubリポジトリをオープンソース化した。Lines of PlayARCore Depth Labである。Lines of Playは、ARCore Depthを使用して、仮想ドミノを現実世界と統合する。具体的には、オクルージョンを使用する以外に、このサンプルアプリは、深度マップを使用してより現実的な衝突検出を提供する方法を示している。

ARCore Depth Labは、深度マップを使用してオクルージョン以外に、高度でリアルな効果を提供する方法にフォーカスを当てている。例えば、平らでない地形でのキャラクターの移動、レーザービームの反射、雨と雪の粒子の衝突、はねたペンキ、ARフォグ、表面のリテクスチャリングなどである。

ARCore Depth SDKは、GoogleのWebサイトからダウンロードできる

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