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Ubuntu 20.10がフルデスクトップとマイクロクラウドをRaspberry Pi4上で実現

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原文(投稿日:2020/10/31)へのリンク

Ubuntu Desktop 20.10はRaspberry Pi 4をフルサポートする。これにより、Raspberry Pi 4を完全なUbuntuワークステーションにすることが可能になる、とUbuntuは述べている。Micro Cloudsも導入されており、エッジでのオンデマンドコンピューティングに対応する。

Ubuntu 20.10は、サーバイメージであったこれまでのリリースとは違い、完全なデスクトップイメージとして構築された、初めてのUbuntuイメージである。"Tom's Hardware"によると、Ubuntu 20.10はRespberry Piに簡単にインストールして使用することが可能で、今すぐRaspberry Pi OSに置き換わる可能性は低いものの、将来的なリリースの堅牢な基盤になるものだ

Raspberry Pi 4の登場によって、Raspberry Pi FoundationをPCベンダとして意識し始めることが必要になりました。それはまた、このデバイスをフル活用して、最高のオペレーティングシステムを導入したいと考える理由にもなっています。

2019年にリリースされたRaspberry Pi 4 Model Bは4コアCPUを装備し、前機種に比較して2~3倍のパフォーマンスを提供すると同時に、最大8GBのメモリをサポートする。これにより、毎秒60フレームの4Kビデオを再生可能になり、サーマルスロットリングが容易に発生するという問題はあるものの、Webの閲覧や高度なアプリの実行を支障なく行うことができる。

最も興味深いのは、Ubuntu 20.10で、エッジにおけるオンデマンドコンピューティングを可能にするスケーラブルな分散インフラストラクチャであるMicro Cloudsが導入されたことだ。

Ubuntu 20.10で、Canonicalは、MAAS、LXD、MicroK8s、Cephで構成されるマイクロクラウドスタックをUbuntu上に導入することによって、5G無線アクセスネットワーク、インダストリ4.0ファクトリ、V2Xインフラストラクチャ、スマートシティ、ヘルスケア機能などの分野におけるミッションクリティカルなワークロード用に強化された、レジリエントなポケットクラウドを提供します。

興味のあるユーザは、MicroK8sを使ったRaspberry PiへのKubernetesクラスタのデプロイ、あるいはLXDによるコンテナや仮想マシンの実行と管理を体験することができる。

ライブストリームでは、Ubuntu 21.04に関する計画も公開されている。新リリースではGPIOのサポートが改良されると同時に、Raspberry特有のハードウェアに対するカーネルサポートが拡張される。具体的には、カメラとグラフィックに関する新しいドライバがサポートされる予定である。

Raspberry Pi用に最適化されたUbuntu 20.10イメージはUbuntuのWebサイトからダウンロードが可能だ。

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