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Microsoft .NET Conf 2020: .NET 5、C# 9.0、F# 5.0など

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原文(投稿日:2020/11/18)へのリンク

先週オンラインでストリーミングされた.NET Confの2020エディションで、Microsoftは、待望久しい.NET 5と、.NET言語の新たなメジャーバージョン(C# 9F# 5)、ASP.NET Core 5Entity Framework Core 5.0をリリースした。Visual Studio 2019の新バージョンもリリースされた(WindowsおよびMac用)。.NET 5のサポートとGitツーリングの改良が行われている。今年のイベントではBlazorProject Tyeなど、昨年リリースされた、あるいは大幅に向上した他のツールやフレームワークを担当するチームによるセッションも実施された。

カンファレンスは.NET 5の正式リリースで始まった。オープニングに行われた基調講演の中で、.NETチームのプログラムマネジメントディレクタであるScott Hunter氏は、.NETエコシステムの大幅な成長について語り、昨年と同じく、前年に対する.NET採用数の増加について強調した(すべてのプラットフォームにおいて、現時点で500万人の.NET開発者が活動している)。次に氏は.NET 5の話題に戻り、新リリースのパフォーマンス向上を取り上げ、以降のセッションで論じる話題の手短なデモを行った。

(Scott Hunter氏のプレゼンテーションより引用)

基調講演で紹介された話題は別々の講演者によってプレゼンテーションされ、Hunter氏がその紹介と取りまとめを行った。ハンズオンデモはWindowsデスクトップアプリの生成から始まり、Xamarinによるモバイルアプリケーション開発のデモ、Visual Studioの生産性ツール、ASP.NET Web API、Project Tye(マイクロサービス対応)へと続けられた。.NET 5はまだ、すべての.NETを統合するプラットフォームという期待には応えられていないが、基調講演の最後にHunter氏は、統合プラットフォームの実現という継続的ミッションについて再確認した。

.NETプラットフォームの統合への道は、今後も続いていきます。当社の考えるひとつの.NETとは、ライブラリ、ツール、SDK、ランタイムの統合セットです。.NET 5はすべての機能を.NET 5で実現し、クラウドやWeb関連の機能追加を行うことで、この道を歩み始めているのです。

基調講演に続く3日間のカンファレンスは、Microsoftのスタジオから放送されるセッション(1日目と2日目)、午前9時~午後5時(ローカル時間)に世界中で行われるコミュニティセッション(3日目)に分けられた。セッションはすべて技術関連で、.NET 5に関連する主要なリリースの他、昨年リリースされた関連するプロダクトやツールが取り上げられた。開演の基調講演(初日)に続いて行われたのは、.NET 5 SDK、C# 9、F# 5、ASP.NET Core 5.0、Entity Framework Core 5.0という、一連のメジャーリリースに関するセッションだった。その他、同日に行われたセッションで注目されたのは、.NET 5でのgRPCのパフォーマンス向上Xamarin.Forms 5の新機能(今年末のリリースが予定されている)、Blazorを使用したモバイル開発、Project Tyeなどだ。

今年始めにリリースされたProject Tyeは、マイクロサービスおよび分散アプリケーションを開発、テスト、デプロイするための実験的な開発者ツールである。.NETチームのDavid Fowler、Glenn Condron両氏が発表したこのセッションは非常に興味深いもので、プロジェクトの背景にあるモチベーションや、.NET開発者によるマイクロサービス構築やKubernetesの使用を容易にするためにMicrosoftが何をしようとしているのかを知ることができた。プロジェクトが試験的であることの背景にある理由 — 実際の問題や痛点、既存テクノロジの制限や可能性について理解するため — からは、Microsoftの最近の活動がコミュニティと深く結び付いたものであることが明確に見て取れる。

2日目にもメジャーリリースに関するセッション(C#9やVisual Studioの機能など)は行われたが、この日の中心となったのはDevOpsとAzureであり、Azure SDKGitHub Actions for Azure、クラウドネイティブアプリケーションなどが当日のセッションの中でテーマとして取り上げられていた。この日に行われたもうひとつの注目すべきセッションは、.NETとUnityを使ったゲーム開発に関するものだった。ゲーム開発は一般的にはニッチな話題だが、この産業がここ数年間のブームになっていることに疑う余地はない。特にImprobableMultiplayなど、この分野に特化したマネージドサービスプロバイダへのオファーが高まりを見せている。Microsoftもこのリストに名前を連ねており、現在のMicrosoft Game StackにはAzure PlayFab(マネージドサービス用)、Azure(カスタムサービス開発用)、GitHub(DevOps用)などが含まれている。クラウドプロバイダの観点から見れば、ゲーム — 中でも分散型マルチプレイヤーゲームは、サービスやツールの面から新たなトレンド機会をもたらしている。従って、Azure関連のプレゼンテーションにこのセッションが含まれているのには道理が行く。

カンファレンスの最後の24時間は、コミュニティから参加した講演者たちが、Blazorやモバイル開発(大部分はこの話題だった)、.NET 5の新機能、IoT、マシンラーニングなど、数多くのさまざまな話題について講演を行った。特に興味深いセッション(Microsoft MVPのGiovani Bassi氏による)は、.NETアプリケーションのメモリダンプ解析に関する基本的なテクニックやツールを取り上げたものだった。

.NET 5の改良や機能の大部分はパフォーマンスに関するものだが、今回のカンファレンスの最も大きな収穫は、すべてのアプリケーションのための統合プラットフォームとしての.NETの拡張と強化を続けるという、Microsoftの力強いコミットメントだった。DevOpsツーリングとAzure開発、そしてモバイルとクロスプラットフォーム開発の現在の状況を大幅に改善することを目的とした.NET 5の改善や機能には、ひとつの明確なトレンドが存在する。.NETのデファクト統合プラットフォームとして2021年末のリリースが予想される.NET 6により、来年は.NETコミュニティにとってエキサイティングな年になることだろう。

カンファレンスの全セッションの録画がYouTubeの監修プレイリストで公開されている。

 

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