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CanonicalがIoTデバイスと組み込みシステム向けのUbuntu Core 20をリリース

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原文(投稿日:2021/02/03)へのリンク

Canonicalは、IoTデバイスと組み込みシステム向けのUbuntu 20.04 LTSの最小コンテナバージョン(2020年初めにリリース)をリリースした。

Ubuntu Coreは、業界および消費者向けデバイスのためのオペレーティングシステムである。x86コンピュータとARMコンピュータの両方で使用できる。以前のCoreオペレーティングシステムに対して追加された機能は、セキュアブート、フルドライブ暗号化、セキュアデバイスリカバリである。セキュリティの面で大きなメリットは、OSのコンテナ化とアプリストアのそれぞれによる攻撃の対象領域を削減していることである。アプリストアでは、厳密に制限され、隔離された設定で実行されている、いわゆる「スナップ」をダウンロードできる。これにより、OS上で実行されているアプリケーションが危険にさらされた場合の被害が限定できる。

Canonicalは、シリコンプロバイダーおよびOriginal Design Manufacturers(ODM)と協力して、新しいデバイスを市場に投入するプロセスを改善している。彼らは「スマートスタート」と呼ばれるサービスを提供する。このサービスでは、企業が製造する認定ハードウェアのうち、最初の1000台のデバイスに対してオペレーティングシステムのフルサービスとサポートを提供する。Ubuntu Coreを実行できる最も親しまれてきたデバイスは、Raspberry Piである。この安価で広く入手可能なボード(およびそのコンピューティングモジュール)にUbuntu for Raspberry Piをダウンロードするのは簡単である。このサイトにある手順に従って、KVMでUbuntuコア自体を試すことができる。

Ubuntuは、ロボット工学向けの主力のオペレーティングシステムになるべく強くプッシュされてきた。Ubuntuを実行している既存のロボティクスアプリケーションの一例は、Plus One Roboticsの1つである。彼らは、産業環境でのマテリアルハンドリングのためのロボット認識ソフトウェアとソリューションを構築している。彼らのソフトウェアはROSエコシステム上に構築されている。そのため、開発から本番へのステップが少なくなる。ROS 2は現在Ubuntu、Mac、Windowsで実行されているが、ほとんどのROS開発者は、ロボットアプリケーションをプログラムおよび制御するためにUbuntuを実行している。

Ubuntu Coreの詳細については、同社のWebサイトを参照してください。Canonicalは、2月24日にUbuntu Coreに関するウェビナーを開催する。このWebページからUbuntu for IoTデバイスをダウンロードできる。


 

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