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CNCFがシークレット管理をテーマとするTechnology Radarの最新版を発行

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原文(投稿日:2021/04/28)へのリンク

CNCFはend-user Technology Radarの第4版を発行した。今回のテーマはシークレット管理(secrets management) — ディジタル認証を管理するための一連のツールとテクノロジだ。最新版の目的は、エンドユーザの使用しているツールや推奨するツールに関する情報をシェアすると同時に、その中に現れているパターンを特定することにある。

CNCF Tech Radar for Secrets Management

 

Cloud Native ComputingFoundationの厚意による

Terchnology Radarチームは、今回の調査で明らかになった4つのテーマを報告している。第1のテーマはHashiCorp Vaultの採用が拡大していることだ。Vaultは業界において、運用負荷の高い複雑なツールであると見なされることが少なくないが、その一方で、社内ツールを開発する場合の煩雑さを取り除くと同時に、マルチクラウド環境においては便利なソリューションだと受け取られているのではないか、とTechnology Radarチームは考察している。

第2のテーマは、クラウドプロバイダの提供するサービスも、参加企業の間で広く受け入れられていることだ。AWS Secrets Manager、AWS Key Management Service、AWS Certificate Manager、Azure Key Vault、GCP Secrets Managementなどがこの範疇に含まれる。

第3のテーマは、Kubernetesクラスタ内で動作する、x509証明書管理のためのCNCF sandboxプロジェクトであるcert-managerの人気の高さだ。プラットフォームを限定した早期段階のプロジェクトであるが、Kubernetesエコシステムの他部分と緊密に結合しているのが特徴である。

最後のテーマは、さまざまな成熟度と複雑性に断片化されている、この分野のソリューションに注目したものだ。これらはシークレット管理ツールではなく、他のプロダクトの一部としてシークレット管理を支援するもので、具体的にはGitリポジトリのファイル暗号化や、AnsibleやChef、Puppetの暗号化データバッグである。このようなツールはこれまで、Radarに掲載するための十分な支持を得ることはなかった。

Technology Radarチームにとって意外な結果のひとつは、CNCFのインキュベートプロジェクトのひとつで、さまざまなホスティングプラットフォームにわたるソフトウェアシステム間の信頼を確立するAPIツールチェーンであるSPIREの採用が少ないことだ。これについて同チームは、プロジェクトがまだ早期段階であること、機能がまだ安定していないこと、などが理由ではないかと考えている。

今回の調査は、29社が21のソリューションについて提供した79のデータポイントをソートして、最終的なポジションを決定したものだ。その上で、Technology Radarチームが回答を集約し、共通する結果を特定した上で、データおよび自らの経験から見たパターンやテーマについて説明している。

テクノロジレーダ(technology radar)は、多数の企業が新たなテクノロジの評価方法として採用しており、その多くはThoughtWorksのモデルに基いている。

CNCF end-user Technology Radarでは、CNCFのエンドユーザコミュニティから3~5社を無作為に選択して、編集チームを編成するように依頼している。

CNCFのエコシステム担当VPであるCheryl Hung氏は、コミュニティにおけるテクノロジレーダのメリットを次のように強調する。

Technology Radarは、オープンソース団体の中で最大のエンドユーザコミュニティであるCNCF End User Communityの集合知を活用することにより、企業がクラウドネイティブなアプリケーションを開発する上で考慮すべきツールやテクノロジを浮かび上がらせようというものです。

編成されたチームは、コミュニティからの提案に基いてトピックを選択する。続いて、選ばれたエンドユーザコミュニティが、自らの提案するさまざまなソリューションのリストに関して説明した上で、それらを以下の3つのカテゴリのいずれかに分類する、というタスクを実施する。

評価(assess):CNCFエンドユーザコミュニティが試行した上で、有望であると判断したもの。自身のプロジェクトで特定のテクノロジのニーズが生じた場合は、このカテゴリを確認するとよいだろう。

試行(trial):CNCFエンドユーザコミュニティでの使用が成功しており、テクノロジに関する詳細な検討が推奨されるもの。

採用(adopt):CNCFエンドユーザコミュニティが推奨するもの。コミュニティメンバによって多くのチームによる長期間の使用が行われており、安定性が証明されている。

今回の版に関するCNCF end user tech radar webinarによると、2021年2月に実施された今回の調査の結果は、Apple、Peloton、Box、Workday、Intuitなど140のエンドユーザ企業に限定されたものだという。

コミュニティのユーザは今後のトピックに関する賛否投票や提言を行うことができる。フィードバックをinfo@cncf.io宛に送ることも可能だ。

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